このページではエレキギターのメンテナンスグッズに関する情報をまとめています。
エレキギターを扱う上で定期的なメンテナンスは欠かせません。
メンテナンスを通じてギターを適切な状態にすれば、
- ギターが弾きやすくなる
- チューニングが安定する
- どのフレットを弾いても正しい音が出る
- 見た目がピカピカになる
などたくさんのメリットがあります。
各種メンテナンスの方法については「メンテナンス方法」のカテゴリにまとめています。
ギターのメンテナンスをするには何かしらの道具が必要になることがあります。
あるいは必須ではなくても、あると作業がスムーズになるグッズも多いです。
そこでこのページではエレキギターのメンテナンスに役立つグッズを紹介しています。
ほどんどのグッズは個別に詳しく紹介してもいるため、そちらもあわせてご覧ください。
メンテナンスグッズのおすすめまとめ記事
ギター用ポリッシュ剤・オイル系アイテムのおすすめ エレキギター弦の比較レビューとおすすめストリングワインダー
弦交換はエレキギターの最もメンテナンスです。
弦交換で面倒なことの1つは、弦を巻きつけるためにペグを何周も回すこと。
それぞれのペグを何周も回すのは時間がかかります。
そこで便利なのが「ストリングワインダー」というアイテムです。
ストリングワインダーはペグを素早く回すための道具で、手で回すのに比べると大幅な時間短縮になります。
弦交換に必須ではないものの、1度使うと手放せません。
ストリングワインダーの比較とおすすめ【ギター向け3機種】 【MUSIC NOMAD GRIP Winderレビュー】ベアリング内蔵のストリングワインダー【MN221】 【ダダリオ PRO WINDERレビュー】3つの機能を持つストリングワインダーストリングストレッチャ
張ったばかりの弦はチューニングが安定しません。
これは弦が伸び切っていないためで、どんな弦やギターでも起こることです。
こんなときに便利なのが「ストリングストレッチャ」。
張ったばかりの弦にセットしてスライドさせればチューニングが早く安定するようになります。
手で軽く引っ張る方法もありますが、ストリングストレッチャを使う方が効率よく確実に弦を伸ばせます。
プラスティックの塊にしては1,000円以上しますが、ずっと使えるため1つ持っておいて損はありません。
ストリングワインダーと並んで弦交換の時短に役立つメンテナンスグッズです。
【ストリングストレッチャの使い方】チューニングの安定を早める道具エレキギター用の弦
弦にはそれぞれ特徴があり、一概にどれが良いとは言えません。
そこで当サイトではエレキギター弦をレビューし、それぞれについて次のような特徴を解説しています。
- 値段
- 音質
- チューニングの安定性
- 寿命(錆びづらさ)
ポリッシュ剤
クロスだけでは落としきれない汚れには専用の「ポリッシュ剤」を使ってみましょう。
ポリッシュ剤を使えばギターの塗装面の汚れが簡単に落ちます。
特におすすめの製品は以下の2つ。
どちらも汚れ落としの効果はバツグンです。
この手のポリッシュ剤を使うときは、まずは目立たない部分に使うようにしましょう。
ポリッシュ剤との相性によっては塗装が劣化してしまうこともあります。
【ケンスミスPRO FORMULA POLISHレビュー】塗装面用のポリッシュ剤 【ケンスミスCLASSIC WAX POLISHレビュー】指板と塗装に使えるレモンオイル指板潤滑剤
指板潤滑剤(しばんじゅんかつざい)は、弦に使うメンテナンスグッズです。
主な効果は次の2つ。
- 弦がサラサラになって運指がしやすくなる
- 弦が錆びづらくなる
指板潤滑剤を使うと弾きやすくなるだけでなく、弦が錆びづらくなるので弦代の節約にもなります。
指板潤滑剤と呼ばれるものの、指板そのものに使うグッズではないので注意してください。
おすすめの指板潤滑剤は次の2つです。
フィンガーイーズ
フィンガーイーズはスプレー式の指板潤滑剤です。
指板にかからないようにクロスに吹きかけて使いましょう。
弦のサラサラ感では特に優れています。
【フィンガーイーズの使い方と効果】弾きやすさと防錆についてFAST-FRET
FAST-FRET(ファスト・フレット)は弦に直接塗るタイプの指板潤滑剤です。
そのまま使っても指板につく心配がありません。
使いやすさを重視する方におすすめです。
【ghs FAST-FRETレビュー】弦に直接塗るタイプの指板潤滑剤指板用オイル
指板のケアもメンテナンスの1つです。
指板用オイルを使えば次のようなメリットがあります。
- 指板についた汚れを落とす
- 指板の潤いを保ち、ネックを反りづらくす
指板用オイルとしておすすめなのは、上でも紹介した「CLASSIC WAX POLISH」です。
このポリッシュ剤はギターの塗装面だけでなく指板にも使えます。
汚れ落としはもちろんこと、どろっとして揮発しにくいため保湿にも効果的です。
【ケンスミスCLASSIC WAX POLISHレビュー】指板と塗装に使えるレモンオイル指板のメンテナンス方法について解説
下の記事では指板のケアについてもう少し詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
専用オイルでギターの指板を手入れする方法金属用研磨剤
エレキギターには多くの金属製パーツが使われており時間とともに錆びてきます。
錆びは化学反応によるものなのでクロスで磨いても取れません。
そこで使うのが「金属用研磨剤」(きんぞくようけんまざい)です。
「ピカール」に代表される金属用研磨剤を使えば、金属パーツの輝きが戻ります。
エレキギターの金属パーツを磨いてサビを落とす方法【ピカールを使う】フレット磨きには「フレットバター」がおすすめ
ふつうの金属用研磨剤でフレットを磨く場合、マスキングテープで周りを保護しなくてはいけません。
これには相当な時間がかかるので面倒です。
そこでフレットを磨く場合は「フレットバター」というアイテムが便利です。
フレットバターは指板についても大丈夫なため、マスキングテープを貼る必要がありません。
本来面倒なフレット磨きを短時間で行えます。
【フレットバター レビュー】マスキング不要のフレット研磨アイテム ギターのフレットを磨く2つの方法と効果【解説】接点復活剤
エレキギターのジャックに挿したシールドが動いたときに「ガリガリ…」というノイズが出ることがあります。
これはジャック内部で接触不良が起きているのが原因です。
そんなときは「接点復活剤」を使ってみましょう。
ジャックに一瞬吹きかけてシールドを抜き差しすれば簡単に接触不良が治ります。
エレキギターのガリを直すには接点復活剤を使うネックピロー
ギターを机に置いてメンテナンスするときに便利なのが「ネックピロー」です。
※ピロー…pillow、「枕」のこと
「ギターピロー」や「ネッククレイドル(cradle、ゆりかご)」と呼ばれることもあります。
ネックピローを使えばギターのヘッドやネックに負荷をかけることなく、安全にメンテナンスできるようになります。
特に弦交換のときにはネックピローがあると作業がスムーズに進んで便利です。
日頃からギターのメンテナンスをしっかりする方であれば1つ持っておいて損はありません。
Jim Dunlop SYSTEM 65 レビュー【ギターピロー】革製クロス
ギター用のクロスと言えば合成繊維で作られたものが一般的ですが、中には革製のクロスもあります。
革製のクロスは合成繊維に比べて滑らかで楽器を傷つけづらいのがメリットです。
例えば「HOSCO KCL-WS」は鹿の皮を使ったクロスで、繊維の細かさは0.00000015mmと極小。
贅沢品ではあるものの1枚持っておくと楽器を楽しくなります。
HOSCO キョン・セーム革クロス レビュー【ギター用として】工具類
エレキギターのメンテナンスには一般的な工具もよく使われます。
0mmから始まる定規
弦高を調整するときは0mmから始まる定規が必要です。
端に余分なスペースがある文房具の定規だと正確な弦高を測れません。
0.5mm幅の定規であればさらに正確に弦高を測れます。
ドライバー
ドライバーはプラス・マイナスともに色々なサイズを用意しておくと便利です。
エレキギターの調整に使われるネジには様々なサイズがあります。
大きさの合うドライバーを用意しておけば、ネジ穴を潰してしまうことがありません。
ドライバーを使うメンテナンスの例はこちら。
- ストラトキャスターのオクターブ調整
- レスポールのオクターブ調整
- テレキャスターのオクターブ調整
- ペグの固さ調整
- ピックアップの高さ調整
- 各種ネジの締め直し
ニッパー
ニッパーはエレキギターの弦やピックアップのコードを切るのに使われます。
弦交換は誰しもがやるメンテナンスなのでニッパーは1つ用意しておきましょう。
ストリングワインダーには小さなニッパーがついている製品もあります。
ラジオペンチ
ラジオペンチも役に立つ場面があります。
レスポールの弦高調整をするときには、ラジオペンチがあるとスムーズに作業できます。
ストラトなどのボディ裏のスプリングを外すときにも便利です。
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