今回は、ギターのジャックが原因でガリが出る場合の対処方法について。
ギターに挿したシールドをちょっと動かすだけで大きなノイズ(ガリ)が出ることがあります。
これは基本的に「ジャックの接触不良」が原因です。シールドを挿す穴をジャックといいます。
結論から書くと、接点復活剤と呼ばれる道具を使うとガリが取れるケースがほとんどです。
ジャック周りのガリでお困りの方はぜひご覧ください。
接点復活剤で接触不良を治す
接点復活剤とは、電子機器の接触不良を治すための道具です。
僕が使っているのは、楽器用の接点復活剤「METAL CONTACT」という製品です。
スプレーを吹きかけるだけなので、誰でも簡単に使えます。
楽器用である必要はない
僕が使っているのは楽器用の接点復活剤ですが、必ずしも楽器用である必要はありません。
KUREから発売されている接点復活スプレー#1424でも同じ効果が期待できます。
僕自身ギターにKUREを試したことはないので、もし使う場合は自己責任でお願いします。
ジャック交換はしなくていい
ジャックで接触不良が起こっている場合、パーツとしてのジャックごと交換してしまうという方法もあります。
しかし、アマチュアがガリを対処する場合、そこまで考えなくていいと思います。
パーツ交換は大変ですし、接点復活剤だけでも十分な効果があるからです。
METAL CONTACTを使ってみる
では、ここからMETAL CONTACTを使ってジャックの接点不良を治す様子をご紹介します。
とても簡単です。
こちらがMETAL CONTACT。普通のスプレー缶です。
ノズルが付属しているので、それを取り付けます。
ガリが出るギターのジャックにノズルを差し込み、一瞬だけ吹きかけます。本当に一瞬だけでOKです。
普段使っているシールドを数回抜き差しします。スプレーの液を馴染ませるイメージです。
これで作業は完了。
この方法で、僕が持っているギターのガリも取れました。
具体的には、次の2本です。割と高価なギターでもガリは出ます。
ノズルを失くさないように
ちなみにこのMETAL CONTACTという製品には、ノズルを保管しておく穴などがありません。
そこで、ノズルを失くさないようにテープか何かで固定しておくのをおすすめします。
長くギターを弾くなら持っておくと便利
このように、接点復活剤を使うと、ジャックを交換するまでもなくガリを取ることが出来ます。
一度に使うのは一瞬なので、持っておくとずいぶん長い間使えると思います。というか個人だと死ぬまでに使い切れるかさえ微妙です。
ガリが気になる方はぜひ検討してみてください。
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