専用オイルでギターの指板を手入れする方法

FERNANDES LEMON OIL

この記事では、ギターの指板(フレットボード)を手入れする方法について解説します。

専用のオイルを使うと、指板の汚れを落としたり、本来の潤いを保ったりできます。

指板のケアについて興味がある方は、ぜひご覧ください。

はじめに:注意点

具体的なメンテナンスの方法の前に、知っておいてほしいことが2つあります。

  1. 指板のメンテナンスに絶対的な答えはない
  2. 指板にオイルを使わなくていいギターもある

指板のメンテナンスに正解はない

まず1つ目は、指板のメンテナンスについては絶対的な答えはないということです。

例えば、「指板のメンテナンスによく使われるレモンオイルはむしろ悪影響である」という意見もあります。

また、どれくらいの間隔でオイルを使うかもハッキリとした答えはありません。

そのためこの記事で紹介する方法も、「そういう方法や考え方もある」くらいに考えていただければと思います。

指板にオイルを使わなくていいギターもある

第2に、オイルを使った指板のメンテナンスがいらないギターがあります。

例えば下のようなメイプルの指板にコーティングがしてある場合はオイルが染み込みません。

メイプルは下記の画像のように「うすだいだい色」なのが特徴です。

メイプル指板

 

オイルを使う対象となるのは、ローズウッドやエボニーといったこげ茶色の木材の指板です。

ローズウッド指板

指板をメンテナンスする方法

ここから、指板をメンテナンスする方法を具体的に解説していきます。

以下の解説では、メンテナンス用オイルの例としてフェルナンデス製のレモンオイルを使っています。
(後ほど詳しく紹介)

弦交換のとき一緒に行う

指板のメンテナンスは弦を交換するときに一緒に行うのをおすすめします。

弦が張ってある状態だと均等にオイルを塗るのが難しく、隅々までキレイにすることもできません。

指板のメンテナンスをするために弦を外すというよりは、弦交換で弦を外すときにセットで行うという感覚でOKです。

エレキギターの弦交換【解説】

手順1.クロスにオイルを数滴染み込ませる

まずは、クロス(布)にオイルを何滴か垂らして染み込ませます。

ここでの注意点は次の2つです。

  1. 量が多すぎてはダメ⇒あくまで数滴でいい
  2. 指板に直接オイルを垂らさない

オイルを染み込ませたクロスは汚れてしまうので、今後はオイル用にしましょう。

同じクロスでギターのボディを拭くのはおすすめしません。

 

使い捨てできる紙製の布雑巾もおすすめです。

手順2.指板を優しく磨く

オイルで指板をケアする

オイルが染み込んだクロスで、指板を優しく磨きましょう。

ゴシゴシ擦らなくても大丈夫です。

僕の経験上、オイルがフレットに触れても後で拭き取れば特に問題はありません。

これで指板表面の汚れはだいたい取れるでしょう。

 

フレットの溝の汚れはつまようじを使うと簡単に取れます。

つまようじで掃除する

溝の汚れが目立つなら、指板を傷つけない程度の力で掃除しましょう。

手順3.最後に乾拭き(からぶき)する

一通りオイルで磨いたら、最後にクロスのキレイな部分で乾拭きします。

乾拭きする前にしばらく放置してオイルが浸透したり、油脂が浮き出たりするのを待つという方法も見かけます。

しかし、よほど汚れがひどいとき以外はそこまでしなくても問題ありません。

これで指板のメンテナンスは終了です。おつかれさまでした。

オイルでケアした直後はベタベタかもしれませんが、しばらくすると気にならなくなります。ご安心ください。

僕が使っているオイルの紹介

専用オイルを使ったケアの方法は以上になります。

次に補足として、僕が持っている指板用のオイルをご紹介します。

上で使った製品も含めて次の2つです。

  1. FERNANDES ナチュラル・レモンオイル
  2. HISTORY  ネック・オイル

FERNANDES(フェルナンデス) ナチュラル・レモンオイル

FERNANDES LEMON OIL

こちらはFERNANDES(フェルナンデス)製のレモンオイルです。

この商品の用途を知るために、ラベルに書かれている説明を一部引用してみます。

  • ボディ塗装面に悪影響をあたえるシリコン、リンシードオイルなどを全く含まない、ナチュラルな楽器専用トリートメントオイルです。
  • 古いワックスや汚れを落とし、フィンガーボードやボディを元のコンディションに戻します。
  • レモンオイルの成分は製造工程において失われた木材自体が持つオイル成分を補うため、多くのギタービルダーに愛用されてきました。

長いので要約すると、

  • 天然成分を使っている
  • 指板とボディに使える
  • 汚れを落として潤いを補う

ということです。

僕自身このオイルは何度も使ってきました。

指板表面の汚れがキレイに落ちるので、1つ持っておいて損はない製品だと思います。

この商品はボディにも使えるとのことですが、僕はボディには使っていません。

HISTORY(ヒストリー) ネック・オイル

History Neck Oil

島村楽器のブランド、HISTORY(ヒストリー)製のネック用オイルです。

こちらもラベルに書かれている商品説明を一部引用します。

  • 用途:ローズウッド、エボニー、ハカランダ材指板専用の保湿・艶出し
  • 指板面に潤いを与え、しっとりとしたツヤをだします。フレット線の防錆効果もあります。

レモンオイルとは次の2点で違うようです。

  • ボディには使わない
  • フレット線の防錆効果アリ

こちらのオイルもフェルナンデス製のレモンオイルと同じように使ってきました。

フレットの防錆効果については実感できていないのですが、保湿の点でいうとレモンオイルよりこちらの製品に軍配が上がります。

おわりに

以上、ギターの指板をメンテナンスする方法について解説しました。

指板の汚れや乾燥が気になる方は、ぜひ一度お試しください。

オイル系の製品は1度に消費する量が少ないため、一つ持っておくとずいぶん長く使えます。

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