【MUSIC NOMAD GRIP Winderレビュー】ベアリング内蔵のストリングワインダー【MN221】

MUSIC NOMAD GRIP Winder MN221

今回はストリングワインダー「MUSIC NOMAD GRIP Winder MN221」のレビューです。

(以下、GRIP Winder)

GRIP Winderの最大の特徴はその回しやすさです。

回転部にベアリング(軸受)を内蔵しているため、スルスル・静かにペグを回すことができます。

値段は2,000円前後とストリングワインダーとしては高価であるものの、一度使うともう手放せません。

これ以上ないと言えるストリングワインダーをお探しの方はぜひチェックしてみてください。

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GRIP Winder MN221の基本仕様

まずはMUSIC NOMAD GRIP Winder MN221の基本的な部分から見ていきましょう。

サイズ感はこちら。

MUSIC NOMAD GRIP Winder MN221のサイズ

およそ130mm×55mm四方に収まります。

 

100円程度のシンプルなストリングワインダーと比べると一回り大きいです。

2つのストリングワインダーの比較

 

グリップの形状は手のひらにフィットするように工夫されています。

MUSIC NOMAD GRIP Winder MN221のグリップ

 

重さは実測で70g。ベアリングを内蔵していることもあり程よい重さが感じられます。

MUSIC NOMAD GRIP Winder MN221の重さ

 

黒い部分がプラスティック、青い部分はラバーで出来ています。

MUSIC NOMAD GRIP Winder MN221の素材

ラバーの部分はギターやベースのラッカー塗装に付かないように注意が必要です。

ラッカーはラバーと触れ合うと化学反応で溶けてしまいます。

普通にストリングワインダーとして使う場合、ギターの塗装面と長時間触れ合うことはまずありません。

それでもラバーとの反応のことは頭の片隅に置いておきましょう。

GRIP Winder MN221の機能

続いては、GRIP Winder MN221のより詳しい機能について見ていきます。

GRIP Winderの注目すべき特徴は次の3つです。

  1. 回しやすい
  2. 様々なサイズのペグに対応
  3. 隣のペグに当たりづらい

回しやすい

GRIP Winderの最大の特徴はベアリングを内蔵していることです。

ベアリングは日本語で「軸受」とも呼ばれるパーツのことで、あらゆる機械に広く使われています。

ベアリングの役割は軸に対するパーツの回転を滑らかにすること。

回転部分の摩擦を減らすことで、必要なエネルギーや発生する音を小さくできます。

 

実際にギターのペグに使ってみると、普通のストリングワインダーよりも格段にスルスルと回せます。

MUSIC NOMAD GRIP Winder MN221でペグを回す

むしろ回しすぎないように気をつけなければならないほどです。

プラスチック製のストリングワインダーを回すと「キリキリ」と音がしますが、GRIP Winderからは全く音が鳴りません。

上にも紹介したようにグリップは手によく馴染むので、ストリングワインダーとしての使いやすさは最高です。

様々なサイズのペグに対応

シンプルなストリングワインダーは特に小さいペグにフィットしないことが多いです。

一方、GRIP Winderのペグを収める溝は大小のサイズに対応しています。

横から見ると、奥に行くにしたがって段階的に細くなっているのが分かるでしょう。

MUSIC NOMAD GRIP Winder MN221の溝

この構造のおかげで小さいペグにも大きいペグにもフィットします。

ペグを収める部分はラバー素材でできているためペグを傷めないのもメリットです。

 

ベースの大きなペグでもギターほどではないですが回しやすくなります。

MUSIC NOMAD GRIP Winder MN221をベースに使う

隣のペグに当たりづらい

普通のストリングワインダーを使っていると、1つのペグを回しているときに隣のペグに当たってしまうことがあります。

特にペグどうしの間隔が狭い場合はこういったことが多いです。

GRIP Winderはペグを収める部分を円形にすることで、この問題を解決しています。

MUSIC NOMAD GRIP Winder MN221の円形

純粋に回しやすいだけでなく、隣のペグと干渉しづらいのもメリットです。

GRIP Winder MN221のデメリット

GRIP Winderを実際に使ってきて感じたデメリットについても2つほど挙げておきます。

ラバーが毛羽立つ

GRIP Winderを何度も繰り返し使っていると、ペグをはさむ部分が毛羽立ってきました。

GRIP Winderの毛羽立ち

これはラッカーとの反応とは別物です。

見た目こそ悪くなるものの、実際に使う分には問題ありません。

ペグを回す以外の機能はない

GRIP Winderは純粋なストリングワインダーであり、ペグを回す以外のことができません。

ストリングワインダーとして販売されている製品は、ペグを回す以外の機能を持っていることが多いです。

例えばこちらは100円程度の安いストリングワインダーですが「ピンプラー」がついています。

安いストリングワインダー

安いストリングワインダーのピンプラー

ピンプラーとはアコースティックギターのブリッジピンを抜くための道具です。

ピンプラーを別に用意しなくても、このストリングワインダーだけで済みます。

 

D’Addario PRO WINDER」という製品には、ピンプラーに加えてニッパーもついています。

D'Addario PRO WINDER

GRIP Winderにはこういった機能は何一つありません。

ペグを回すというストリングワインダー本来の機能のみに特化しています。

回しやすさではなく機能の多さを重視するのであれば、GRIP Winder以外のストリングワインダーもチェックしてみてください。

GRIP Winder MN221 レビューまとめ

MUSIC NOMAD GRIP Winder MN221

以上、「MUSIC NOMAD GRIP Winder MN221」のレビューでした。

GRIP Winderは使いやすさでは最高のストリングワインダーです。

価格は2,000円~と安くないものの、これ1つあれば毎回の弦交換がとてもスムーズになります。

一度買ってしまえば半永久的に使えるため、長くギターと付き合っていくのであれば確実に元は取れるでしょう。

ストリングワインダーにこだわりたい方はぜひチェックしてみてください。

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