【CPH7000 レビュー】サウンドハウス製の密閉型モニターヘッドホン

CLASSIC PRO CPH7000

今回は、モニターヘッドホン「CLASSIC PRO CPH7000」のレビューです。

本機はモニターヘッドホンの名機「SONY MDR-CD900ST」の1/3以下の値段ながら、それに近い作りを実現しています。

ブランドにはこだわらず、安くモニター環境を揃えたい方にはまさにうってつけ。

MDR-CD900STとの違いにも注目しながらレビューしていきます。

モニターヘッドホンをお探しの方はぜひご覧ください。

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CPH7000の基本情報

CLASSIC PRO CPH7000のロゴ

まずはCLASSIC PRO CPH7000の基本情報から。

CLASSIC PROは大手楽器通販サイト「サウンドハウス」が持つブランドの1つです。

このブランドからはケーブルやマイク、スピーカーなど楽曲制作に必要となる様々なアイテムが販売されています。

今回レビューするCPH7000はそのラインナップの1つ。

楽曲制作用として標準的な密閉型モニターヘッドホンです。

CLASSIC PROがサウンドハウスのブランドなため、基本的にはサウンドハウスから買うことになります。

僕が買ったときの値段は税込4,378円でした。
(当時1,000円以上で送料無料)

SONY MDR-CD900STの新品の相場が15,000円以上~と考えると、3分の1以下です。

CPH7000の付属品

CPH7000の付属品は次のとおり。

  • CPH7000本体
  • 仕様書
  • プラグサイズ変換アダプタ

こちらがCPH7000本体。これからレビューしていきます。

CLASSIC PRO CPH7000本体

 

仕様書。

CLASSIC PRO CPH7000の仕様書

>>大きいサイズで見る

 

CPH7000のプラグは本来ステレオミニですが、これを標準サイズに変換するアダプタが付属します。

CLASSIC PRO CPH7000のアダプター

アダプタでプラグを変換する イヤホン・ヘッドホンのプラグを変換する方法【アダプタを使う】

 

このアダプタは回転させて固定する仕組みなので、ジャックに抜き挿しする時に外れないので便利です。

アダプターの溝

 

僕が別に持っていた普通に抜き挿しするだけのアダプタでも問題なく使えました。

別のアダプター

 

ちなみに箱はこちら。

CLASSIC PRO CPH7000の箱

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CPH7000の作りと使用感

CLASSIC PRO CPH7000のパッドはMDR-CD900STよりボリュームがあって装着感は良好。

CLASSIC PRO CPH7000の耳パッド

僕はふだんメガネをかけており頭が大きいのもあってか、MDR-CD900STだと耳が痛くなってしまうのがやや不満でした。

その点ではCPH7000は痛みもなく快適です。

交換用パッドも販売されているため、パッドが劣化しても本体ごと買い換えなくて済みます。

>>CPH7000交換用パッド

 

重さはケーブル込みで280g。

CLASSIC PRO CPH7000の重さ

 

ケーブル長は2.2m。

CLASSIC PRO CPH7000のケーブル

最初ケーブルにはクセがついていますが、使っているうちにだんだんと取れてきます。

よほど特殊な環境で使わない限り長さは足りますし、柔らかくて取り回しがしやすいです。

 

頭の上に来るヘッドバンドは少しふんわりしています。

CLASSIC PRO CPH7000のヘッドバンド

 

頭のサイズに応じてサイドの長さは調整できます。

こちらが最小。

長さ最小

 

こちらが最大。またがっているケーブルには余裕があるので、最大まで伸ばしても千切れません。

長さ最大

サイドの可動範囲はもう少し長くてもいい思いました。

僕の頭のサイズだと最大まで伸ばしてジャストサイズ。

もっと頭が大きい人だと窮屈に感じるかもしれません。

首にかけたときにも、もう少しゆとりがあればよかったです。

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CPH7000の音質

僕はPCとギターを接続して弾くことが多く、その際のモニター用にCPH7000を購入しました。

再生環境としては、オーディオインタフェース「Roland Rubix24」で鳴らしています。

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【結論】MDR-CD900STとほとんど同じ

先に結論から書くと、音質はSONY MDR-CD900STとほとんど同じです。

CPH7000の方がややチャカチャカした印象はあるものの、MDRの1/3の値段でこれなら十分な品質だと思います。

音の分離度が高い

CPH7000はモニターヘッドホンということもあって、音の分離感が高いです。

つまり、リスニング用のヘッドホンに比べて1つひとつの音を分けて聞き取りやすくなっています。

普通のヘッドホンやイヤホンを使うよりも、耳コピがしやすいです。

本来あるべき音だけでなく、ノイズにも気づきやすくなります。

こういった音の分析のしやすさはMDR-CD900STとほぼ同等。

つけ心地も一緒だと仮定してブラインドテストをしても、聞き分ける自信がありません。

リスニングには向かない

CPH7000はモニター用なので、あくまで楽曲制作時のチェック用に使うのがおすすめです。

別に聞いていて特に疲れはしませんが、純粋に音楽を楽しむという点ではリスニング用ヘッドホンに軍配が上がります。

多分いないと思いますが、「主にリスニング用としてCPH7000」を買うのはやめた方がいいでしょう。

【まとめ】安くモニター環境を整えるのにおすすめ

CLASSIC PRO CPH7000

以上、「CLASSIC PRO CPH7000」のレビューでした。

まとめると、CPH7000はSONY MDR-CD900STの1/3以下の値段ながら、ほとんど同じ音質を実現しています。

ブランドや値段の違いを考えると意外に思うかもしれませんが、これが正直な感想です。

ブランドまでこだわりたいということであれば、標準機であるMDR-CD900STがやはりベストバイ。

一方、「なるべく安くモニターヘッドホンを揃えたい方」には今回レビューしたCPH7000がおすすめです。

コストパフォーマンスは非常に高く、アマチュアの楽曲制作ということであればこれといって不満なく使えるのではと思います。

モニターヘッドホンをお探しの方の参考になれば幸いです。

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