この記事では、iOSで使えるギター用のシミュレータアプリを比較してご紹介します。
結論から先に書くと、以下の2つがおすすめです。
iOS用アンプシミュレータを使ってみたい方は、まずはこれらの2つを試してみてください。
この記事で扱うのは「ギターを実際に弾いて音を出すタイプのアプリ」です。
ギターを弾いたような気分になるアプリではありません。
イメージとしては次の通りです。
この記事で扱うタイプのアプリの例
この記事で扱わないアプリの例
BIAS FX MOBILE
一番のおすすめは「BIAS FX MOBILE」です。
音質、使いやすさ、機能性どれをとっても文句なし。
BIAS FX MOBILEは、僕自身も「ULTIMATE LICENSE」という全部入りのパッケージを購入しています。
音質は最高
BIAS FX MOBILEの優れている点は、何と言ってもそのリアルな音質にあります。
シミュレートされたサウンドとは思えないほど生々しく、抜けがいいです。
練習はもちろんとして、自宅でのレコーディングにも余裕で対応できるクオリティだと思います。
無料版でも音の良さは十分感じ取れるため、まずは気軽にインストールして使ってみてください。
操作性・機能性も申し分なし
音質だけでなくインタフェースも便利で使いやすいです。
アンプやエフェクターの並び替え・カスタマイズは直感的で、ストレスフリーでした。
BIAS FX MOBILEについては下記の記事で詳しくレビューしています。課金も含めてお考えの方はぜひご一読ください。
![BIAS FX MOBILE](https://guitar-information.com/wp-content/uploads/2018/12/bias-fx-mobile-eyecatch-v2-520x300.jpg)
GE Labs
「GE Labs」は中国の音楽機器メーカーMOOERが開発するアンプシミュレータアプリです。
これもBIAS FX MOBILEと並んで高音質を誇ります。
音の傾向はやや違うため好みで選ぶといいでしょう。
MOOER GEシリーズ譲りの音質
GE Labsの音質は、MOOERのマルチエフェクターGEシリーズと同じ傾向です。
ハイゲインでもヌケがよく扱いやすい印象を受けます。
音のクオリティだけで言えば2~3万円のマルチエフェクターより優れているといっても過言ではありません。
サンプリング機能
GE Labsの特徴の1つに「サンプリング機能」があります。
これは実機のエフェクターやアンプの音色を分析し、アプリ内にサンプルとしてモデル化する機能です。
作り出したサンプルは元からあるエフェクトと同じように音作りに組み込むことが可能。
これはおまけ程度の機能ではなく音の再現度はかなり高いです。
![GE Labsのサンプリング機能](https://guitar-information.com/wp-content/uploads/2020/04/gelabs-sampling-eyacatch-520x300.png)
GE Labsについては下記の記事でも詳しくレビューしています。
![GE Labs](https://guitar-information.com/wp-content/uploads/2020/04/gelabs-review-eyecatch-520x300.png)
AmpliTube
「AmpliTube」は無料版を実際に使ってみました。
先に紹介した2つのアプリの無料版と比較すると、音質の点で劣ると感じました。音の抜けは良いのですが、デジタル感がやや強いです。
アップグレードしたらもっと良い音が出せるのかもしれませんが、それは他のアプリにしても同じことです。
全体として悪くはないのですが、BIAS FX MOBILEがある以上、AmpliTubeを選ぶ必要はないと思いました。
GarageBand
おなじみGarageBandは、iOSに最初から入っているApple製の音楽製作ソフトです。
GarageBandには、ここで紹介しているアプリと同じようにギターのアンプをシミュレートする機能があります。
ギター専用のアプリでないと考えると音質は悪くないのですが、ギター専用に開発されたアプリにはやはり及びません。
最初から入っているアプリですので、とりあえず使ってみる分にはOKでしょう。本格的な音がほしくなったら最初に紹介した2つのアプリをどうぞ。
JamUp
JamUpは、BIAS FX MOBILEと同じくPositive Gridが製作したアプリです。
JamUpはBIAS FX MOBILEよりも前に開発されていたアプリなため、今となっては使う理由はないと思います。
Mobile POD
mobile PODは、LINE6のiOS用オーディオインタフェースを買うと無償で使えるアプリです。
僕はLINE6のインタフェースSonic Port VXを使っているため、mobile PODも使ってみました。
インタフェース自体は非常に使い勝手がいい製品なのですが、付属するmobile PODは正直ひどいです。
音はデジタル臭がすごく、モコモコでこもった音しか出ません。
ご覧のとおりインタフェースもチープで、評価すべき点が何一つ見つかりませんでした。このソフトのことは考えなくて大丈夫です。
おすすめのシミュレータアプリ まとめ
以上、僕が実際に触ってみたiOS用のギターシミュレータアプリをご紹介しました。
結論としては「BIAS FX MOBILE」と「GE Labs」の2つが特におすすめです。
これからシミュレータアプリを使ってみたい方は、まずこの2つをチェックしてみてください。
![BIAS FX MOBILE](https://guitar-information.com/wp-content/uploads/2018/12/bias-fx-mobile-eyecatch-v2-520x300.jpg)
iOS対応のオーディオインターフェースを用意する
こういったアプリを使うためには、ギターとiPadを接続するためのオーディオインターフェースが必要です。
例えば「Steinberg UR22C」や「Roland Rubix24」はiOSにも対応しています。
まだオーディオインターフェースをお持ちでない方はぜひチェックしてみてください。
![Steinberg UR22C](https://guitar-information.com/wp-content/uploads/2020/04/ur22c-review-eyecatch-520x300.jpg)
![Roland Rubix24](https://guitar-information.com/wp-content/uploads/2019/12/rubix24-520x300.jpg)
こちらの記事ではオーディオインタフェースを使ってiPadとギターを接続する方法を解説しています。
![iPadとエレキギターを接続する方法](https://guitar-information.com/wp-content/uploads/2018/12/ipad-guitar-connect-eyecatch-520x300.jpg)
おすすめ記事
![オーディオインターフェースのおすすめ](https://guitar-information.com/wp-content/uploads/2020/04/interface-recommend-eyecatch-520x300.png)
![PCとギターを接続する](https://guitar-information.com/wp-content/uploads/2019/02/pc-guitar-connect-eyecatch-520x300.jpg)
![aviutl](https://guitar-information.com/wp-content/uploads/2018/10/movie-520x300.jpg)
![マルチエフェクター](https://guitar-information.com/wp-content/uploads/2019/12/multi-recording-eyecatch2-520x300.jpg)
![シミュレータソフトの例](https://guitar-information.com/wp-content/uploads/2019/02/simulator-example-520x300.png)