BIAS FX MOBILE(iOS版)レビュー【iPadやiPhoneを高音質ギターアンプに】

BIAS FX MOBILE

追記

本レビューは初代BIAS FX MOBILEについて書いたものです。

現在はBIAS FX 2 MOBILEが販売されていますので、今からであればそちらをチェックしてみてください。

【公式】BIAS FX 2 MOBILE

今回は、iOS用のアプリBIAS FX MOBILEのレビューです。

BIAS FX MOBILEは、iOSデバイス上でギターのアンプやエフェクターをシミュレートするアプリです。

このアプリを使えば、iPhoneやiPadを使ってヘッドホン練習や録音ができます。

肝心の音はというと素晴らしいの一言です。デジタル技術は本当にすごい所まできました。

僕はiPad Pro 10.5でBIAS FX MOBILEを使っています。

アプリは最上位のULTIMATE LICENSEにアップグレード済み。

この記事は、それを使った上でのレビューになります。

BIAS FX MOBILEはiOS用アンプシミュレータアプリの中ではダントツでおすすめのアプリです。

iOSを活用したギターの演奏に興味のある方は、ぜひご覧ください。

4-guitar-simulate-apps iOS用ギターシミュレータアプリの比較とおすすめ【iPad、iPhone向け】

BIAS FX MOBILEとは

BIAS FX MOBILEを製作しているPositive Gridからは、BIASと名のつくシミュレータ系ソフトがいくつか販売されています。

まずは、そのラインナップの中のBIAS FX MOBILEの位置づけをご紹介します。

BIASシリーズのソフトには、大きく分けて次の3つがあります。

BIAS FXでは、アンプやエフェクターを含めたギターのシステム全体をシミュレートできます。

BIAS AMPはモデリングアンプを詳細にカスタマイズすることに特化したソフトです。ここで作ったアンプはBIAS FXの中に組み込んで使えます。

BIAS PEDALは、いわばBIAS AMPのペダル版であり、ペダルを詳細にカスタマイズできます。こちらもBIAS FXと連携可能です。

これら3つのソフトには、PC版とiOS版が存在します。

この記事でご紹介するのは、BIAS FXのiOS版であるBIAS FX MOBILEになります。

PC版BIAS FXのレビューはこちら↓

BIAS FX 2の画面 【BIAS FX 2 レビュー】初代からさらに進化した高音質ギタープラグイン

 

BIAS FX MOBILEでは、ギターのアンプやエフェクターを組み合わせて音作りのシステム全体をシミュレートできます。

下の画像はiPad上でBIAS FX MOBILEを起動したときのスクリーンショットです。

BIAS FX MOBILE

ノイズゲートからアンプ、そして空間系のペダルが並んでいるのが分かると思います。

それぞれの順番や種類、パラメータは好きなように設定できるため、無数の音作りが可能です。

BIAS FX MOBILEの音質

音質について僕の感想を書きますと、リアルな音色と音抜けがとにかく素晴らしいです。

デジタルにありがちなジャリジャリ感はほとんど感じませんでした。シミュレーション技術の進化を感じます。

また、シミュレートされたサウンドでは感じる「音抜けの悪いモコモコ感」もありません。

PC版BIAS FXの簡易版ではない

実際使ってみて分かったのですが、BIAS FX MOBILEはPC版BIAS FX簡易版などでは決してありません

おそらくサウンドエンジン自体は全く同じだと思われます。

モバイル版というとあたかも簡易版というイメージを持ってしまいがちですが、音の質は同等です。

むしろ、メトロノームが搭載されているなど、機能面では優れているポイントさえあるくらいです。

BIAS FX MOBILEの購入とアップグレードの方法

BIAS FX MOBILEアプリは、Apple Storeにて無料でダウンロードできます。

無料でDLした状態は「Free LICENSE」という扱いになり、使えるアンプやエフェクターの種類は限られています。

使えるアイテムを増やすには、App内課金で上位のライセンスにアップグレードしたり、アイテムを個別に購入する、という仕組みです。

MEMO

僕はBIAS FX MOBILEを無料でDL後、これは使えると思い、すぐさま最上位の「ULTIMATE LICENSE」を購入しました。
(当時はセールで半額(3600円)になり、かなりおトクでした)

ULTIMATEライセンス

無料でDLした状態で使えるアンプやエフェクターでもBIAS FX MOBILEのクオリティの高さは十分感じられると思います。

環境が整っている方は、まずはDLして気軽にお試しください。

セール時に買うとおトク

BIASシリーズのソフトウェアは頻繁にセールをしています。

上に書いたように僕はULTIMATE LICENSEを通常の半額で買いました。

半額になることも珍しくはないため、特に急いでアップグレードしたいのでなければセールを待つのもおすすめです。

BIAS FX MOBILEの機能

続いて、BIAS FX MOBILEの機能面についてご紹介します。

音作り以外の点で、次の機能があります。

  1. BIAS AMP、BIAS PEDALとの連携
  2. チューナー
  3. メトロノーム
  4. プリセットのシェア(Tone Cloud)

BIAS AMP、BIAS PEDALとの連携

iOS版BIAS AMPとBIAS PEDALで作ったアンプやペダルは、BIAS FX MOBILEのシステムに組み込んで使えます。

BIAS FX MOBILE単体でも既に幅広い音作りが可能ですが、連携機能を使うとそれがさらに広がります。

MEMO

僕はBIAS FX MOBILEのULTIMATE LICENSEで満足しており、BIAS AMP/PEDALの必要性を今のところ感じていません…。

チューナー機能

BIAS FX MOBILEにはチューナーが備わっているため、別途チューナーがなくても大丈夫です。

ワンタップで素早く起動できるため、ストレスなく使えます。

BIAS FX MOBILEチューナー

メトロノーム機能

メトロノームも実装されているため、リズム練習もバッチリです。

タッチ操作のおかげでTempoの調整が簡単に出来るのがとても便利だと感じました。

ギターの音と独立してメトロノームの音量だけを変えられるのも嬉しいポイントです。

BIAS FX MOBILEメトロノーム

Tone Cloudによるプリセットのシェア

BIAS FX MOBILE TONE CLOUD

BIAS FX MOBILEには、Tone Cloudというプリセットのシェアシステムがあります。

これによって自分が作った音作りを公開したり、反対に誰かが作った音作りをDLして使えます。

iOSデバイスでBIAS FX MOBILEを使う方法

BIAS FX MOBILEを使うためには、iPadやiPhoneといったiOSデバイスとギターを接続します。

それにはiOSに対応したオーディオインタフェースが必要です。

例えば「Steinberg UR22C」や「Roland Rubix24」はiOSデバイスにも対応しています。

Steinberg UR22C 【Steinberg UR22C レビュー】エントリーモデルの最有力オーディオインターフェース Roland Rubix24 【Roland Rubix24レビュー】ハードウェアコンプ搭載のオーディオインターフェース

 

下記の記事ではオーディオインタフェースを使ってiPadとギターを接続する方法を解説しています。

iPadとエレキギターを接続する方法 iPadとギターを接続してシミュレータアプリを使う方法

BIAS FX MOBILE レビューまとめ

以上、iOS用シミュレータアプリ「BIAS FX MOBILE」のレビューでした。

iOS用アンプシミュレータアプリの中では、BIAS FX MOBILEが音質・使いやすさで群を抜いています。

気になる方はまずは無料の体験版を試してみてください。

直前に書いたとおり、BIAS FX MOBILEを使うにはiOSに対応するオーディオインタフェースが必要です。

オーディオインターフェースをお持ちでない方は、まずこちらから準備しましょう。

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