【PRS Custom 24 10top レビュー】まるで芸術品のようなギター

PRS Custom24

今回は僕が所有しているエレキギターの1つである「Paul Reed Smith Custom 24」をご紹介します。

某楽器店にて新品で購入し、お値段は税込およそ38万円ほどしました。

非常に高額な買い物でしたが、楽器としてのクオリティは申し分なく、後悔は全くありません。

PRSのギター、特にCustom24が気になっている方はぜひご覧ください。

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基本情報

まずは、基本的な情報は次の通りです。

  • 種類:Custom24(10top)
  • 色:Livingston Lemondrop(リヴィングストン・レモンドロップ)
  • 製造年:2013年(購入も2013年)
  • 購入時の価格:新品約38万円

代表モデルであるcustom24

PRS Custom24 10top

本機は、PRSのギターのモデルの中でも最もポピュラーなCustom24です。

僕はPRSの歴史には詳しくはないのですが、色々あるラインナップの中でも一番の代表機種が欲しいと思いました。

僕が買ったcustom24はPRSの通常のCoreグレードです。

SEやS2といった下位のグレードでもなく、Artist PackageやPrivate Stockといった上位のグレードでもありません。

木材

使われている木材は次の通り。

  • ボディバック:マホガニー
  • ボディトップ:フレイムメイプル
  • ネック:マホガニー
  • 指板:ローズウッド

僕は木材ごとの音の違いなどは正直よく分かりません。

ただフレイムメイプルの見た目だけはとても気に入っています。

僕が購入したCustom24は「10top」と呼ばれる木目が特に美しい個体です。

10topという名前は「10本のうち1本の木目の美しさ」を表しているそうです。

確かに店頭でいくつかのPRSを眺めてみると、自然の産物である木目は当然バラバラです。

中には目立たない木目もあれば、存在感バツグンのはっきりした木目もありました。

僕が選んだ個体は、店にあった数本の中では木目がしっかり出ている方だったと思います。

 

メイプルと言えばキルトメイプル(鱗のような模様)とフレイムメイプル(横線の模様)があります。

僕はフレイムメイプルの方が断然好みだったので、この個体を見つけられて良かったです。

Livingston Lemondropという黄色系の色と相まって宝石あるいは、美味しそうな蜂蜜のように見えます。

普段弾いているときはボディの美しさを気にする機会はそれほどないのですが、スタンドに立てかけて眺めてみた時にその良さをいつも実感します。

 

塗装の点で言うと、ネットで調べた限りラッカーではないそうです。

高価なギターということもあってラッカーかと思っていたので、そこは意外でした。

塗装は触ってみるとものすごくツルツルで、なおかつものすごく固いです。

この仕上がりはそうとう手間がかかっていそうだと思いました。

重さは3.6kg

重さは3.6kgと、重くなく軽くもなくといった感じです。

個体差もありますが、ストラトとレスポールのだいたい中間くらいという印象です。

面白いことに、ボディの形も両者のハーフみたいになっています。

ダブルカッタウェイはストラト風ですが、お尻の方はレスポールのようにふっくらしています。

PRS Custom24のボディトップ

それでいて、座って弾いた時にレスポールのようにお尻側にずり落ちそうになることはありません。

ボディの厚みはストラトと同じくらい。

体に当たる部分もストラトと同じようにめんどりされているため、体にピタッとフィットして弾きやすいです。

ハードウェア情報

続いて、ハード面をチェックしていきます。スペックは次の通りです。

  • フレット数:24
  • ピックアップ:ハムバッカー×2
  • ピックアップスイッチ:5段階
  • ボリューム、トーンツマミそれぞれ1つずつ
  • トレモロユニット
  • ロック式のストリングポスト

ピックアップは2H仕様

ピックアップは、ハムバッカータイプが2つ搭載されています。

PRS Custom24のピックアップ

 

タグの情報によると、「57/08」というモデル使われているようです。

prs custom24の情報タグ

もちろん2つは同じものではなく、フロント用・リア用に設計されているはずです。

コントロール

コントロール系は1ヴォリューム、1トーン、5wayスイッチのみとシンプルです。

PRS Custom24のコントロール

 

下記の取扱説明書にはピックアップの挙動もまとめられています。

PRS custom24 取扱説明書

ポジション4の「slug coil」とは何なのかよく分かりません。

ボリュームとトーンのノブはけっこうスルスル回転するので、手が当たってだけで簡単に回ってしまいます。調整でもっと固く出来るんでしょうか。

ストラト系のトレモロ

ブリッジは、ストラトについているようなトレモロユニットです。

PRS Custom24のブリッジ

構造はほとんど同じなため、弦高調整オクターブチューニングもストラトと同じ方法が使えます。

 

弦を通すときバックプレートが邪魔にならない構造になっています。

PRS Custom24のボディバック

弦交換のたびに付け外ししなくて済むのでラクです。

ロック式のストリングポスト

ヘッドはこちら。

PRS Custom24のヘッド

PRSおなじみのやや窮屈な形です。

 

それはさておき、このCustom24ストリングポストがロック式になっているので弦交換がこの点でもとてもラクです。

PRS Custom24のストリングポスト

横穴に弦を通して、ボルトで上からロックする仕組みです。

普通の横穴タイプのように弦を押さえながら回す必要がありません。

いっそのこと全部のギターがこうであってほしいとさえ思います。

 

トラスロッド調整部はヘッドにあるのですが、ここで注意点が1つ。

このギターには「ダブル・アクティング・トラスロッド」というトラスロッドが採用されており、感度が2倍になっています。

そのため普通のギターよりも、1日あたりのトラスロッドの回転を半分に抑える必要がある、と説明書に書かれていました。

つまり、普通のギターの1日の限界を1/4回転とするなら、このギターでは1/8回転が限界となります。

この件について詳しくは下記の記事をご覧ください。

PRSのネックを調整する PRSのトラスロッド(ネック)調整は1日に1/8回転まで

付属ハードケースも高品質

なかなか値の張るギターだけあって、付属するハードケースのクオリティも高いです。

これだけで何万円もの価値があると思います。

ケースからは独特の甘い匂いがぷ~んと立ち上ってきます。

何かで例えることの出来ない不思議な匂いです。

堅牢な作りのため、ギターを入れるとかなりの重量になります。

その重さというのが本当にシャレにならないレベルで、楽器店で購入して家に持って帰るときは腕が千切れそうになりました

楽器店から自宅まで手に持って運ぼうとしている方はこの点に注意してください。

やや筋肉質の成人男性でもそう感じたので、力の少ない女性や子供だと同伴者がいた方がいいかもしれません。

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美しいバードインレイ

PRSといえばバードインレイ

バードインレイとは、フレットの間に配置された鳥のマークのことです。

PRS Custom24のバードインレイ

 

配置されている箇所は普通のギターと同じで、それぞれ別な鳥をモチーフにした模様になっています。

PRS Custom24のバードインレイ全体

これはPRSをを特徴づける大きなポイントだと思います。

このデザイン自体には何の実用性もないのですが、最初に見たとき一目惚れしました。

PRSのバードインレイと一口に言っても、実はいくつかのバリエーションがあります。

例えばSEだとちょっともさっとしたデザインなのが、レギュラーになると上の写真のようにくっきりしてくる感じです。

また、そもそもデザイン自体が違うパターンもあります。

お店でPRSのギターを目にする機会があったら是非注目してみてください。

楽器としてのクオリティは文句なし

肝心の使用感はというと、気軽な趣味としてギターを楽しんでいる僕にとっては十分過ぎるクオリティです。

弾き心地としては、上に書いたようにやっぱりストラトとレスポールの中間のような印象を受けます。

ストラトほど楽には弾けないけど、レスポールほど大変でもない。

体へのフィット感は基本的にストラト譲りで快適です。

それでいて音の点ではレスポールのようなパワー感もあって、まさに代表的なギターの良いとこ取りだと感じます。

いざ自分がPRSを使い始めると、案外PRSを使っている人が多いと気づきました。

PRSは割とスタンダードな地位を築きつつあるのかもしれません。

 

悪いことではないのですが、もはや芸術品のようなギターであるがゆえに、精神的に弾きづらいと感じるときもあります。

このギターのデザインについては、上の写真で散々紹介してきたとおりです。

フレイムメイプルからバードインレイ、宝石のような塗装。

どれをとっても高級感が漂っています。

楽器なので弾いてあげるのが一番と思いつつも、心のどこかで遠慮してしまっているような…。

そんなギターです。

 

実は、最初購入後に家で弾いているうちに「あれ、思ったより鳴らない」と感じました。

やっぱり試奏だけでは分からないもので、家に持ち帰って弾くと印象が違ってきます。

それまで数年弾いていたIbanez S420(6万円)よりも鳴っていないんじゃないかというレベルでした。

鳴らないというのは、つまりギターが局所的にしか振動していない状態です。

実際、ギターは育つものであり徐々に鳴りが良くなっていきます。

そういったギター本来の性質はこのCustom24では特に強いと思いました。

ものすごく抽象的なことなので確証はないのですが、一応報告しておきます。

しかしその後そこまで頻度は高くないながらも1年、2年…と弾き続けるうちに鳴りも良くなってきました。

思い込みかもしれませんが、それでもやっぱりギターは「鳴る」までに時間がかかるのかなと思います。

 

これから買う人に注意してほしいのですが、僕はネックの塗装を少し剥がしてしまうというミスを犯しました。

PRS Custom24の塗装剥がれ

フレットを磨く際にマスキングテープを貼って、それを剥がすときに塗装も一緒に剥がれてしまった形です。

38万円のギターを傷つけたと気づいたときは気が遠くなりました。

幸いにしてよく見ないと分からないほど小さい損傷ですし、弾くときも全く気になりません。

そのため今では精神的に回復しています。

ここから得られる教訓は、マスキングテープは極力ネック側面には触れさせないことだと思います。

指板にテープを貼るとしたら、あくまで指板だけに触れるようにするといいでしょう。

同じミスをする方が1人でも減れば幸いです。

おわりに

以上、「Paul Reed Smith Custom24」についてのレビューでした。

38万円という大きな買い物でしたが、購入から何年も経った今でも全く後悔はありません。

PRSのギターは1本は持っておきたいという気持ちは、今も変わらずあります。

Custom24といっても生産年によって仕様は少しずつ変わっているはずです。

また、同じCustom24という名前でもSEやS2といったグレードだと仕様がだいぶ変わってきます。

ここに書いた内容は、基本的にCoreグレードの雰囲気を掴むための参考にしていただければと思います。

PRSの購入を検討している方の参考になれば幸いです。

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