この記事では、Steinberg UR22CとiPadを接続し、CUBASIS LEをアクティベートする方法を解説します。
UR22CはPCだけでなく、iOSデバイスに接続して使うこともできます。
UR22Cを接続すれば楽曲制作アプリ「CUBASIS LE」のアクティベートも可能。
今回は具体例としてiPadを使って解説していきますが、iPhoneでも本質的な部分は参考にしていただけます。
PCやギターの接続など基本的な使い方については下の記事をご覧ください。
UR22Cのセットアップと使い方【ドライバーのインストールから入出力まで】UR22CとiPadの接続に必要なもの
Steinberg UR22CとiPadの接続には以下の機材・ソフトが必要になります。
- UR22C本体
- iOSデバイス
- USBケーブル
- USBカメラアダプタ
- モバイルバッテリー、ACアダプター(電源)
- CUBASIS LE
以下、いくつかの機材について補足していきます。
iOSデバイス(iPad、iPhone)
今回の解説ではiOSデバイスの例として「iPad Pro 10.5(2017年モデル)」を使います。
端子はLightningです。
一方、最近のiPadではUSB-Cが主流になってきています。
端子がLightningかUSB-Cかで使い方が少し変わるため、あらかじめ確認しておきましょう。
USBカメラアダプタ
UR22CとiPadを接続する上で肝となるのが「USBカメラアダプタ」です。
USBカメラアダプタを使えば、iOSデバイスとその他の機器を接続してデータのやり取りができます。
端子の形状はiPadに合わせましょう。
例えば今回使うiPadはLightning端子であるため、USBカメラアダプタもLightningの製品を選びます。
上の写真の製品はApple純正ではなく互換品です。
互換品でも問題なく使えるものの、安心を求める方はApple純正を買うのをおすすめします。
モバイルバッテリー・ACアダプター
UR22CをiPadと接続する場合、モバイルバッテリーかACアダプターによる電源が必要になります。
モバイルバッテリーは場所を選ばない点で便利です。
ただしUSB-C端子のiPad Proの場合、UR22Cはバスパワーで駆動できるため電源はいりません。
CUBASIS LE
UR22Cのユーザーは「CUBASIS LE」というiOS用の楽曲制作アプリが無料で使えます。
CUBASIS LEは有料のアプリである「CUBASIS」の簡易版です。
iPadにインストールしてUR22Cを接続すると、自動的にアクティベートされます。
UR22CとiPadの接続方法
ここからはUR22CとiPadを接続する方法を見ていきます。
今回検証のために使った機材は次のとおりです。
- UR22C V1.01
- iPad Pro 10.5 Lightning端子
- Lightning用USBカメラアダプター(互換品)
- Anker製モバイルバッテリー
- CUBASIS 3 LE Version 3.03
手順1 . CUBASIS LEのインストール
まずはじめにCUBASIS LEをインストールしておきましょう。
CUBASIS LEを使わない方はスキップしてもかまいません。
CUBASIS LEはApple Storeからインストールできます。
2020年4月現在では「CUBASIS 3 LE」が最新です。
有料のCUBASISは別物なので注意しましょう。
インストールしたCUBASIS LEを起動すると、マイクの許可を求められるので「OK」をタップ。
この時点ではCUBASIS LEはデモ版になっており、30分しか使えません。
この後UR22Cを接続することで全ての機能を期限なく使えるようになります。
手順2 . USBカメラアダプタとケーブルで接続する
iPadとUR22Cを接続するにはケーブルだけではなくUSBカメラアダプタも使います。
今回はiPadに合わせて「Lightning(オス)⇔USB-A(メス)」の互換品を使いました。
このUSBカメラアダプタと付属のUSBケーブルを使い、iPadとUR22Cを接続しましょう。
手順3 . 電源を供給する
USB-C端子のiPad Pro以外では、UR22Cをバスパワーで駆動することができません。
そこでモバイルバッテリーかACアダプターで電源を取る必要があります。
UR22Cにこれらの電源を供給するときはUSB Micro-B端子で接続し、「POWER SOURCE」のスイッチを「5V DC」に設定します。
USB-CのiPad Proからバスパワーで電源を取る場合は、POWER SOURCEは「USB 3.0」の方にセットします。
するとUR22Cの電源がONになるはずです。
OUTPUTボリュームと「USB」のLEDが点灯すれば、iPadと正しく接続・認識されています。
これでUR22C本体とiPadの接続が完了しました。
手順4 . CUBASIS LEのアクティベート
UR22Cを接続した状態でCUBASIS LEを起動してみましょう。
するとすべての機能がアンロックされます。
UR22CとiPadの接続 まとめ
以上、オーディオインターフェース「Steinberg UR22C」とiOSデバイスを接続する方法をiPadを用いて解説しました。
この2つの接続には「USBカメラアダプタ」が必要になります。
iOSデバイスの端子に合わせてチェックしてみてください。
UR22CをiPadに接続すれば、ギターやマイクなどの音声をiPadに送って楽曲制作ができます。
例えばエレキギターを接続するのであれば「BIAS FX MOBILE」などのシミュレータアプリを使うのがおすすめです。
あわせてぜひチェックしてみてください。
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