バンドルのCUBASE AIをインストールして使う方法【解説】

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今回は、Steinberg社のオーディオ製品に付属しているDAWソフト「CUBASE AI」をPCをにインストールする方法を解説します。

この記事では僕が実際にCUBASE AIを使えるようにするまでの様子をなるべく詳しく再現しました。

Webページの内容や実際に必要になる手順は、環境やタイミングによって変わる可能性は大いにあります。

しかしやることは本質的に変わらないはずなので、次のような方の参考になるはずです。

  1. バンドル製品を購入済みで、これからCUBASE AIを使おうとしている方
  2. CUBASE AIの使用を前提に、Steinbergの製品を買おうと考えている方
  3. CUBASE AIのインストールでつまずいた方

 

僕がCUBASE AIをインストールした環境は次のとおりです。

UR22mkIIを買ったことで、バンドルされているCUBASE AIも使えるようになりました。

 

先に書いておくと、CUBASE AIのインストールは思った以上に面倒でした。

CUBASE AI以外にも、Steinberg Download Assistant やeLecenser Control Centerというソフトを使いながらインストールすることになります。

DLにもかなり時間がかかったので、まとまった時間と体力があるときに取り組むのがいいでしょう。

もう一点、読みながら順次作業していくよりも、一度最後までさらっと目を通して全体像を掴んでから作業するのをおすすめします。

CUBASE AIのインストールに必要なもの

CUBASE AIを使い始めるまでに必要なものは次のとおりです。先に確認しておいてください。

  1. CUBASE AIをインストールできるPC
  2. CUBASE AIのダウンロードアクセスコード
  3. CUBASE AIがバンドルされていたSteinbergの製品のシリアル番号
  4. ネット回線

ダウンロードアクセスコード

「ダウンロードアクセスコード」は付属している紙などに書かれている25桁の文字列です。

ダウンロードアクセスコード

このコードは既に誰かに使われている場合はもう使えません。

そのため、バンドルされたソフトの使用を前提としている場合は、新品を買うのを強くおすすめします。

シリアル番号

Steinbergの製品のシリアル番号も途中で必要になります。

例えば僕が購入したオーディオインタフェースUR22mkIIのシリアル番号は底面に書かれていました。

UR22mkIIのシリアル番号

シリアル番号が書かれている位置は製品によって違います。

これからの作業をスムーズに進めるため、あらかじめどこに書かれているか確認しておくのをおすすめします。

手順1.Steinbergのサイトでサインインする

ここからはCUBASE AIを使うまでの手順を詳しくみていきましょう。

Steinbergの公式Webサイトでサインインするところから始めます。

まずは下記のWebページにアクセス。CUBASE AIのページです。

【外部リンク】Steinberg CUBASE AI

 

「CUBASE AIを入手」をクリック。

CUBASE AIのWebページ

 

ここでサインインを求められます。

Steinbergのサイトにサインイン

既にSteinbergのアカウントをアカウントを持っている方はそのままログインしてください。

僕は持っていなかったので、以下の手順でアカウント(ID)を作りました。

 

情報はメールアドレスとパスワードだけでいいので簡単です。

Steinberg IDの作成

 

メールアドレスが正しいか確認されます。

送られてきたメールに書かれている6桁の数字を入力してください。

メールアドレスの確認

 

これでアカウント(Steinberg ID)の作成とサインインは完了です。

SteinbergのID作成が完了

「次へ」をクリックして先に進みます。

手順2.CUBASE AIのコードを登録する

続いて、CUBASE AIを自分のアカウントに登録する作業に入ります。

 

先程確認しておいたCUBASE AIのダウンロードアクセスコードを入力します。

CUBASE AIのコードを入力

 

もう一度確認すると、UR22mkIIの場合コードは下のような紙に書かれていました。

ダウンロードアクセスコード

 

続けて、CUBASE AIがバンドルされていた製品のシリアル番号を入力します。

シリアル番号を入力

コードと製品は紐付けられているらしく、買った製品名が自動で出てきました。

 

これも繰り返すと、UR22mkIIの場合シリアル番号は底面に書かれていました。

UR22mkIIのシリアル番号

 

シリアル番号を入力すると、下のような画面になります。

CUBASE AIの登録完了

紛らわしいのですが、ここで表示されているアクティベーションコードはこれまで入力してきた情報とは別物です。

アクティベーションコードはCUBASE AIを最初に起動するときに必要になります。

なのでこのWebページを開いたままにしたり、番号を控えたりしておいてください。

以上でCUBASE AIをアカウントに登録する作業は完了です。

手順3.Steinberg Download Assistantをインストールする

アクティベーションコードが表示されたページには、WindowsとMacのダウンロードリンクがあります。

どちらかを環境にあわせてクリック。

CUBASE AIの登録完了
(再掲)

今回はWindows 10で作業しているので、Windows版を選びました。

 

またしても紛らわしいのですが、ここでDLされるのはCUBASE AIではありません。

Dlされるのは、Steinberg Download AssistantというSteinberg製のソフトをDLするためのソフトです。

そのため、次はこのDL用ソフトをインストールしていきます。

方法はとても簡単で、DLしたファイルを実行して、画面の指示でクリックしていくだけです。

 

まずはDLしたファイルをダブルクリックして実行。

Steinberg Download Assistantの実行ファイル

 

インストーラーが立ち上がったら「次へ」をクリック。

Steinberg Download Assistantのインストール1

 

「同意します」を選んでから「次へ」をクリック。

Steinberg Download Assistantのインストール画面2

 

推奨されているのでボックスには一応チェックを入れて、「次へ」をクリク。

Steinberg Download Assistantダウンロード画面3

僕はこのオプションもインストールして、最後まで問題なく進みました。

特別な理由がなければ、一緒にインストールしておくのがいいでしょう。

 

「次へ」をクリック。

Steinberg Download Assistantダウンロード画面4

 

これでSteinberg Download Assistantのインストールは完了です。

Steinberg Download Assistantダウンロード画面5

 

ショートカットを作成した場合、次のようなアイコンが出てきます。

Steinberg Download Assistantのアイコン

手順4.CUBASE AIをダウンロードする

Steinberg Download Assistantをインストールしたことで、CUBASE AIをダウンロードする準備が整いました。

まずはSteinberg Download Assistantを起動してください。

そして左の項目から「CUBASE AI」をクリックして選択。

Steinberg Download Assistantのホーム画面

補足

後から気づいたのですが、この時点ではCUBASE AI 10が最新だったにも関わらず、見落として9.5を選んでしまいました。

9.5を使えるようにした後で、10も同じようにインストールできました。

 

CUBASE AIに関連してダウンロードできるファイルが3つ表示されました。

今回はこのうち

  • 「Cubase AI 9.5 – Full」
  • 「Cubase AI 9.5.50 – Update」

をダウンロードしました。

残る「Cubase AI 9.5.50 Version History」はCUBASE AIを使うにあたっては必要ありません。

 

ダウンロードが終わるまで待ちます。

CUBASE AIのダウンロード中

合計6GB以上のダウンロードに、僕の場合20分はかかりました。

自宅の回線やSteinbergのサーバーの混み具合で変わるとは思いますが、それなりに時間はかかるものと思っておいてください。

 

ダウンロードが完了。

CUBASE AIのダウンロード完了

 

ダウンロードしたファイルは、PC上のどこかにあります。

今回はDL先のフォルダを指定しなかったところ、DLしたものは

「ダウンロード」→「Steinberg」→「WIN64」

に2つのフォルダとして保存されていました。

DLしたCUBASE AIのフォルダー

これでCUBASE AIのダウンロードは完了しました。

もうSteinberg Download Assistantは使わないので、終了しておきましょう。

手順5.CUBASE AIをインストールする

ダウンロードしたファイルから、CUBASE AIをインストールします。

「Cubase AI 9.5 – Full」のフォルダから、「Start Installation」を見つけてダブルクリック。

CUBASE AIのインストーラー

僕の場合は、

~Downloads\Steinberg\WIN64\
Cubase AI 9.5 –  Full\
Cubase_LE_AI_Elements_9.5_Installer_win\
Cubase LE AI Elements 9.5

のフォルダの中にありました。深いフォルダにあるので紛らわしいです。

 

実行するとこのようなウインドウが出てきます。

アップデートファイルは一緒にダウンロードしたはずなので、僕はここで「いいえ~」を選択。

CUBASE AIのインストール1

 

インストーラーが起動したら「次へ」をクリック。

CUBASE AIのインストール2

 

「同意します」を選んで「次へ」をクリック。

CUBASE AIのインストール3

 

ここではインストールする内容を選べます。

CUBASE AIのインストール4

 

このときはCUBASE AI本体だけあればいいと判断し、その他は「変更なし」にしてインストールしないことにしました。そして「次へ」をクリック。

CUBASE AIのインストール4-2

MEMO

後から振り返るとこの中にはソフトウェア音源などがあるので、やっぱりインストールしておいた方がいいなと思いました。

 

インストールする内容を確認して、「インストール」をクリック。

CUBASE AIのインストール5

 

インストールの途中でWindowsから確認が求められたら、「インストール」をクリック。

CUBASE AIのインストール6

 

インストールが終わったら「終了」をクリック。。

CUBASE AIのインストール7

これでCUBASE AIのインストール自体は完了です。

 

デスクトップにしたのようなアイコンが出てきているはずです。

CUBASE AIのアイコン

手順6.CUBASE AIをアクティベートする

CUBASE AIを初めて起動すると、アクティベートを求められます。

これは本当にCUBASE AIを使えるユーザーかどうか確かめる仕組みです。

下のようなウインドウが出てくるので、「ライセンスのアクティベーションを開始」をクリック。

アクティベートを求められる

 

すると僕の場合、「eLicenser License Databaseの更新が必要」と出てきました。

eLicenserの更新が必要

「eLDを更新」をクリックします。

この更新は、下記のURLからでも可能です。

【外部リンク】Steinberg eLicenser Control Center DOWNLOAD

 

このページからDLできるeLicener Control Center(eLCC)とは、Steinbergのソフトをライセンス管理したり、不正なコピーを防いだりするためのソフトです。

CUBASE AIもeLCCを使ってライセンス認証するのですが、今回はeLCCが最新でないために更新する必要があったと思われます。

しかしeLCCをインストールした記憶もないので、そもそもこの時点ではPC上に存在すらしなかったのかもしれません。

 

eLCCのインストールについては詳しくは省略します。

eLCCをダウンロードする

ファイルをDLして実行するだけなので、特に説明の必要はありません。

 

eLCCをインストールしたあとでもう一度CUBASE AIを起動すると、今度はアクティベートのための入力ができました。

先程確認しておいたアクティベートコード(32桁)を入力して、「ライセンスをアクティベート」をクリック。

eLCCでアクティベート

 

これでようやくCUBASE AIのアクティベートが完了し、使う準備が整いました。

CUBASE AIのアクティベート完了

 

実際にCUBASE AIを起動してみます。

初回は入出力のためのデバイスを確認します。

CUBASE AIの入出力設定

あらかじめ設定しておいたSteinberg UR22mkIIを選択。

 

正しく起動できました。

CUBASE AIのホーム画面

試しに右下から「空白のプロジェクトを作成」をクリック。

 

何もない、まっさらな状態のプロジェクトができました。これで楽曲制作を始められます。

CUBASE AIの空白のプロジェクト

CUBASE AIのインストール おわりに

以上、バンドルされたCUBASE AIを使い始めるまでの手順をご紹介しました。

やってみるタイミングや環境によって、多少の違いは出てくると思います。

その違いをはある程度考慮にいれて作業してみてください。

CUBASE AIを使いたい方の参考になれば幸いです。

今回は以上です。

CUBASE AIがバンドルする製品

Steinberg UR22C 【Steinberg UR22C レビュー】エントリーモデルの最有力オーディオインターフェース Steinberg UR22mkII 【UR22mkIIレビュー】CUBASEが付属するオーディオインタフェース

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