この記事では、エレキギターのピックアップが沈んだままになり高さの調整が出来ないときの対処方法を解説します。
ピックアップの位置を下げすぎると、下がったまま動かせなくなることがあります。
これは、奥にあるピックアップの金具からネジが抜けてしまっているのが原因です。
そのためネジをもとの場所に通すことで、この問題を解決できます。
この記事では僕の経験をもとに、ハムバッカータイプのピックアップを例に対処方法を解説していきます。
ピックアップの固定を戻す手順
1.ピックアップの囲い(エスカッション)を外す
まずは、ピックアップの囲い(エスカッション)を外します。
基本的にハムバッカーのエスカッションは4隅のネジで固定されているはずです。
ドライバーを使ってネジを外しましょう。
2.ピックアップの金具にネジを通す
エスカッションの固定を外すと、ピックアップごと本体から外れます。
配線はつながったままです。
エスカッションを固定していたネジの他に2本のネジが残っており、これがピックアップの高さを調整するためのネジです。
本来であれば下の写真のように、エスカッション・ピックアップ・2本の調整用ネジとスプリングが一体になっています。
ピックアップが沈んで戻ってこないときは、調整用ネジが金具から外れているはずです。
ピックアップを取り巻く構造を図で表したのが以下になります。
この図を参考に、ネジをピックアップの金具に通しましょう。
このときスプリングが強すぎてもとに戻せない場合があります。
写真に映っている僕のPRS Custom24がまさにそのケースでした。
そういうときは別なスプリングを用意し、適当に長さを整えて代わりに使うのがおすすめです。
3.エスカッションをもとに戻す
調整用のネジをもとに戻したら、最初と逆の手順でエスカッションをギター本体に戻します。
全て元通りになったら、ピックアップの高さを調整してみてください。
正常に上げ下げできれば作業終了です。おつかれさまでした。
おわりに
以上、エレキギターのピックアップが沈んで高さの調整ができないときの対処方法でした。
ほとんどの場合、調整用のネジが外れてしまっているのが原因と思われます。
上の方法で対処してみてください。
また途中でも触れたとおり、スプリングが強すぎる場合は元に戻せないこともあると思います。
そういう場合は別なスプリングを用意して使いましょう。
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