GuitarProファイルから作ったMIDIファイルをREAPERに取り込む方法

REAPER メディアファイル挿入

この記事では、Guitar Proファイルを変換して作成したMIDIファイルをDAWに取りこむ方法について解説します。

解説の中ではDAWの例として、実質無償で使えるREAPERを使います。

このページは、以下の記事の補足のために書いたものです。

そのため、かなり特殊な状況を扱っているといえます。

REAPER ソフトウェア音源で再生 YouTubeで消されない弾いてみた動画音声の作り方

 

しかし、部分的には次のような方の参考になると思います。

  • REAPERでMIDIファイルを読み込む方法を知りたい
  • REAPERでMIDIファイルを読み込むときの設定について知りたい

Guitar Pro(GP)ファイルの入手やMIDIファイルへの変換については、以下の記事をご覧ください。

tux guitar TABの読み込み 【ネットでTAB譜を探す方法】Guitar Proファイルが便利。開き方も解説。 MIDIファイルとしてエクスポート TuxGuitarでGuitar ProファイルをMIDIに変換する方法

MIDIファイルを挿入

REAPERのプロジェクト内にMIDIファイルを取りこむ方法は、とても簡単です。

まずは、「挿入」⇒「メディアファイル」と進みます。

そして、開きたいMIDIファイルを選べばOKです。

REAPER メディアファイル挿入

ファイルインポートの設定

MIDIファイルを挿入しようとすると、「MIDIファイルインポート」というウインドウが出てくるはずです。

REAPER MIDIインポート

これについては特別な理由がない限り、そのままの状態で大丈夫です。

 

また、次のようなウインドウが出てきた場合も、基本的にはそのまま「OK」として大丈夫です。

マルチチャンネルの場合の確認

「n個のMIDIトラックをREAPER内の新規トラックに展開」について

一つ目のチェックボックスについて深く触れておきます。

GPファイルから変換して作ったMIDIファイルは、それぞれの楽器のパートに異なるチャンネルが割り振られています。

MEMO

例:ギター(ch1)、ベース(ch6)、ドラム(ch10)…
※具体的なチャンネル数についてはその都度確かめる必要あり

一つ目のチェックボックスを入れたままにすると、REAPER内でこれらのパートがそれぞれ個別のトラックとして読み込まれます

楽器ごとに別なトラックとして扱いたい場合は、このオプション(デフォルト)が便利です。

僕も、毎回必ずこのオプションでMIDIファイルを読み込んでいます。

一方、チェックを入れずにMIDIファイルを読み込むと、複数の楽器のチャンネルがREAPER内で一つのトラックにまとめて読み込まれます。

一つのトラックになっても、楽器ごとにチャンネルが分かれているので、個別に扱えるのは変わりません。

「個別のトラックにする必要まではない」という方はこちらのオプションが向いていると思います。

 

まとめると、一つ目のチェックを入れても入れなくても、やれることには全く変わりはありません。

要は、パート毎に分離するのをトラックレベルにするかチャンネルレベルにするか、という編集上の好みの問題であるといえます。

それぞれ新しいトラックに展開

「MIDIファイルインポート」のウインドウでOKを押すと、次の画像のように新しいトラックが作られるはずです。

以下の画像では、ファイルインポートの設定として、各チャンネルを新規トラックとして読み込んでいます。

REAPER 新しいMIDIトラック

トラックの名前が全てMIDIファイルのファイル名と同じになっているので、「ギター」「ベース」というふうに編集すると見やすくなります。

中身のないトラックが出てくる現象について

GPファイルからMIDIファイルを作って、それをREAPERで読み込むと、中身のないトラックがほぼ毎回一つ出てきます

上の画像でいうと、一番上のトラックがそれにあたります。

これは何の意味もないので、消してしまってOKです

チャンネル数についての注意

インポートのオプションでパートごとに新規トラックとして読み込んだ場合でも、使われているのがそれぞれ異なるチャンネル数であることに変わりはありません。

このことに気付いていないと、あとで「音が鳴らない!」というふうに困る可能性があるので注意です。
(僕は最初そのことに気付かず、気づくまでにかなり時間がかかりました)

トラック1(ギター):ch1
トラック2(ベース):ch6
トラック3(ドラム):ch10

おわりに

以上、GPファイルを変換して作ったMIDIファイルをDAWで読み込む方法と、その際のいくつかの注意点について説明しました。

ここではDAWとしてREAPERという具体的なソフトを使いました。

そのため、別なDAWソフトだと操作や仕様が多かれ少なかれ違ってくるでしょう。

はじめにも書いた通り、このページの内容は以下の記事を補足する目的で書きました。

CDを使わない弾いてみた動画の音声の作り方に興味がある方は、ぜひご覧ください。

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