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エレキギターのピッチが合わないときの2つの対処法

エレキギターをチューニングしても、フレットを押さえたときの音程(ピッチ)が大きくずれることがあります。

この記事ではこの問題を「ピッチが合わない」と表現します。

結論から書くと、ピッチが合わない原因には次の2つが考えられます。

  1. サドルの位置が適切でない
  2. 弦に目に見えない不良がある

サドルの位置が適切でない場合、オクターブ調整(オクターブチューニング)をすることで簡単に解決できます。

これは比較的シンプルな問題です。

一方、オクターブ調整でも修正できないときは弦そのものが原因と考えられます。

この場合は問題が起きている弦だけを交換すれば解決します。

以下、ピッチが合わない問題とその対処法について詳しく解説していきます。

エレキギターのピッチが合わずにお困りの方はぜひご覧ください。

ピッチが合わない問題とは何か

まずは「ピッチが合わない」問題とはどういうものか確認していきましょう。

解決方法だけ知りたい方は読み飛ばしても大丈夫です。

 

エレキギターをチューニングすると開放弦の音程が合います。

例えばレギュラーチューニングであれば6弦から順にEADGBEとなります。

するとフレットも押さえたときの音も例えば

  • 6弦5フレットはA
  • 3弦7フレットはD

となっているでしょう。

ここまではエレキギターの基本です。

 

今回扱うのは「チューニングは正しくできているのに、フレットを押さえたとき、ある特定の弦だけ音程が明らかにズレている」という問題です。

フレットを押さえたときの音がずれる

単音だと分かりにくくても、コードを弾いてみると大きな違和感があるので音程のズレはよく分かります。

 

この問題の特徴は、全ての弦ではなく、ある特定の弦だけ異常が起きていることです。

他の弦は問題がないということは、ネックなどギター全体に関わる部分がおかしいわけではありません。

今回扱うのはこういったトラブルです。

対処法1 . オクターブ調整でサドルの位置を直す

フレットを押さえたときの音がズレている原因としてまず考えられるのは、サドルの位置が適切でない場合です。

サドルとは、ブリッジの中で弦が直接触れているパーツのことを指します。

ギターやブリッジの種類によって形は違いますが、本質的には同じ役割を持つサドルが必ずついています。

ストラトキャスターのサドル

ストラトキャスターのサドル

レスポールのサドル

レスポールのサドル

テレキャスターのサドル

テレキャスターのサドル

サドルの位置が問題である場合、特に12フレット以降の音が大きくずれてしまいます。

サドルが最適な位置からずれているかどうかは、チューナーで音程を確認して初めて分かります。

目で見てすぐに分かるものではありません。

オクターブ調整をする

こういった場合、オクターブ調整(オクターブチューニング)をすれば音程のずれを解決できます。

オクターブ調整とは、サドルの位置を動かすことで開放弦と12フレットを押さえたときの音を一致させるメンテナンスです。

エレキギターのオクターブ調整

このメンテナンスにより指板全体でより正確な音程を出せるようになります。

オクターブ調整は完ぺきにはできない

ただし注意点として、オクターブ調整をしたからといって全てのフレットで完ぺきに音程が合うわけではありません。

本来ギターはある程度「音痴な楽器」です。

調整をしていく中で、どこかで妥協点を見つけなければならないこともあると思ってください。

オクターブ調整の方法

オクターブ調整の具体的な方法はギターの種類によって異なります。

この記事で全ての説明はできないので、お手持ちのギターに合わせて個別の解説記事をご覧ください。

やり方はギターに付属しているマニュアルに書いてあることもあります。

ストラトのオクターブチューニングの方法 ストラトキャスターのオクターブチューニングの方法【解説】 lespaul-octave-eyecatch レスポールのオクターブチューニングの方法【解説】 tele-octave-eyecatch テレキャスターのオクターブチューニング方法 PRS Custom24のオクターブチューニング PRS Custom24のオクターブチューニングの方法

対処法2 . その弦を交換する

2つ目に考えられる原因は、弦そのものに目に見えない不良がある場合です。

次のような弦は一見すると何の問題もないように思えます。

  • 張ったばかりである
  • 錆びていない
  • 少しも曲がっていない
  • ねじれていない

しかし、こういった状態の良さそうな弦でもピッチだけ合わないというケースがあります。

この場合、5~10フレットですら音程が明らかにずれるのが特徴です。

オクターブ調整をしてもピッチが合わない場合はこの原因を疑ってみてください。

個人的な経験では、ダダリオ EXLシリーズとPlayTech PEGSシリーズの弦でこの問題が起きたことがあります。

その弦だけを交換する

弦の目に見えない不良が疑われる場合は、その弦だけを交換してみましょう。

するとアッサリ解決することが多いです。

特定の弦だけに不良がある場合は全ての弦を交換する必要はありません。

問題の原因を絞るためにも、5弦がおかしいなら5弦だけ、3弦がおかしいなら3弦だけを交換するのをおすすめします。

 

ロック式ギターで弦交換する際はブリッジの下にタオルなどを挟んでブリッジの角度を固定します。

ロック式ギターの弦交換のコツ

※ロック式ギター…フロイドローズ、あるいはそれに近いブリッジを搭載したギター。普通のギターと比べて弦交換にコツが必要。

この方法は弦を1本だけ交換する場合は特に有効です。

アームでブリッジを思いっきり浮かせると、タオルをしっかりと挟めます。

このようにブリッジの角度を固定することで、

  • 弦が外れるのを防ぐ
  • 他の弦のチューニングがずれにくくなる

というメリットがあります。

ロック式ギターをお持ちの方はぜひやっておいてください。

バラ売りの弦が便利

1本だけ弦交換する場合は普通のセット売りの弦ではなく、「バラ売り」の弦を買うのがおすすめです。

バラ売りなら1本あたりの金額は上がってしまうものの、必要な弦だけを買うことができます。

大きめの楽器屋には大体ありますし、通販サイト「サウンドハウス」でも取り扱っています。

ピッチが合わない問題の対処法 まとめ

以上、エレキギターのピッチが合わない問題の対処法を紹介しました。

まとめると、考えられる原因によって次のような対処が有効です。

  1. サドルの位置が適切でない
    →オクターブ調整をする
  2. 弦に目に見えない不良がある
    →その弦を交換する

順番としては、まずはオクターブ調整をしてみてそれでもダメなら弦を交換するのをおすすめします。

ギターがよほど深刻な状態でない限り、この2つの方法のどちらかで解決できるはずです。

ピッチが合わずにお困りの方の参考になればと思います。

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