CelestionのIRと買い方の紹介

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ギター・ベース用スピーカーで有名なCelestion(セレッション)はIRも販売しています。

IR(Impulse Response)とは、キャビネットやスピーカー、マイクの反応を記録したWAVファイルです。

これをキャビネットシミュレータ上で使うと、よりリアルな音質が得られます。

今回は実際にCelestionのIRを買ってみたので、その経験をもとにラインナップや買い方をご紹介します。

Celestion製IRラインナップ

CelestionのIRは下記のサイトで販売されています。

【リンク】CELESTION DIGITAL

 

このサイトで用意されているのは、実在するCelestion製スピーカーをもとにしたIRです。

例えば、Vintage30のIRがこちら。

Vintage30のIR
https://www.celestionplus.com/products/guitar-irs-by-speaker/vintage-30/より画像引用)

スピーカーの数とオープン・クローズの組み合わせで5種類をラインナップ。

5種類のまとめ買い(Collection)もできます。

単品だと$11.99(1,300円)ですが、5つのまとめ買いだと$29.95(3,300円)と、およそ50%お得です。

※1ドル110円としたときのおおよその金額

 

それぞれサンプル音源があります。

IRのサンプル音源
https://www.celestionplus.com/product/vintage-30-4×12-closed/より画像引用)

これだけ聞いても何ともいえないのですが、IRごとに聴き比べると違いと傾向が分かります。

CelestionのIRを買う手順

今回はVintage30の4×12(Closed)を買ってみたので、その手順を紹介します。

ふつうの通販とほぼ同じ要領なのですが、全て英語なのと注意点もいくつかあるのでまとめておくことにしました。

注文の流れ

まずは買いたいIRについて「ADD TO BASKET」(注文カートに追加)をクリック。

ADD TO BASKET

 

追加できたら「VIEW BASKET」(注文カートを見る)をクリック。

VIEW BASKET

 

注文カートの中身と金額を確認して、「PROCEED TO CHECKOUT」(注文手続きに進む)をクリック。

PROCEED TO CHECKOUT

 

氏名や住所、メールアドレスなどを入力しましょう。

個人情報を入力

下の方の「I have read ~ 」にはチェックを入れます。

その下の「I would like to ~ 」はお知らせメールを受信する項目なので、チェックしなくても大丈夫です。

最後に「PROCEED TO PAYMENT」(支払いに進む)をクリック。

 

支払いはPayPalかクレジットカードが使えます。クレジットカードなら、情報を入力して「Pay Now」をクリック。

支払い方法を決定

下の「CANCEL ORDER & RESTORE CART」は注文キャンセルのボタンです。紛らわしいので注意してください。

 

下のような画面になれば注文は完了です。

注文が完了

最終的にクレジットカードで請求される金額はそのときの為替レートによります。

今回僕が$11.99分購入したときの請求額は1,330円でした。

ダウンロードの方法

続いて、購入したIRをダウンロードしてみましょう。

サイト上部から「MY ACCOUNT」をクリック。

MY ACCOUNTをクリック

 

アカウントのページで「DOWNLOADS」を開き、購入した製品と周波数・形式を選びます。

DLするファイルを選ぶ

 

IRファイルの長さの違いで0.2秒(200MS)、0.5秒(500MS)、両方の3つから選べます。

ファイルの長さを選ぶ

MEMO

200MSと500MSは音の違いがよく分からなかったので、特別な理由がない限りどちらか一方でいいと思います。

注意点として、それぞれのファイルは5回までしかダウンロードできません

そのため闇雲にダウンロードするのは避けた方が無難です。

上の画面の「Downloads remaining」が残り回数にあたります。

一度ダウンロードしたファイルは失くさないように、分かりやすいフォルダに保管したり、バックアップをとったりするのをおすすめします。

一方、期限はないので(このサイトがなくならない限りは)5回ずつならいつまでもダウンロードできます。

 

こちらはダウンロードした500msのフォルダの中身です。

500msのファイル

 

個別のマイクについても数種類のタイプが用意されています。

SHURE57のIRファイル

音質について

BIAS FX 2の画面

BIAS FX2 Standardのモデリングアンプと組み合わせて使ったところ、IRありの方が明らかに好みの音質が得られました。

シミュレータらしさが一皮剥けて、よりリアルな音質に感じます。

有料・無料含めてたくさんのIRがありますが、CelestionのIRは間違いなく使える品質です。

最近はIRが読み込めるマルチエフェクターが増えてきており、こういった良質なIRを使えばローコストで高音質化が期待できます。

良さそうなIRを試してみたいという方はぜひチェックしてみてください。

1つの製品でおよそ1,300円なので手は出しやすいと思います。

おわりに

以上、CelestionのIRとその買い方について紹介しました。

Celestion製IRの購入を考えている方の参考になればと思います。

直前に書いたようにクオリティは確かなので、有料IRをお探しの方にはおすすめです。

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