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フロイドローズから弦が外れる問題とその対策

サドルから外れた弦

この記事では、フロイドローズタイプのブリッジから弦がすっぽ抜ける問題とその対策についてまとめます。

僕自身がIbanez S420というエレキギターを持っており、弦が外れる問題に悩まされてきました。

今ではある程度この問題を回避できるようになったので、そのためのノウハウをまとめたいと思います。

要点をまとめると次のとおりです。

  • 弦交換の直後によく起きる
  • 作業のやり方次第では外れにくくなる
  • 弦に余裕を作っておくと、外れても元に戻しやすい

弦が外れる問題でお困りの方はぜひご覧ください。

この記事で使用したギター

弦が外れてしまう状況

まずはブリッジから弦が外れてしまう問題がどのようなものか説明します。

僕の経験上、この現象は弦交換直後のチューニングのときに起きます。

フロイドローズタイプのブリッジ(以下、フロイドローズ)では、弦のボールエンドを切り落とし、サドルに固定します。

新しい弦を固定する

 

そして弦のもう一方をストリングポストに巻きつけます。

弦交換の最後にはチューニングのために張力を上げていくわけですが、そこで弦が外れてしまうのです。

ブリッジから外れた弦

 

大きな「バチッ」という音を立てて外れるので、とてもびっくりします。

これがこの記事でいうところの「フロイドローズから弦が外れる問題」です。

考えられる原因について

僕自身、これがどうして起こるのか原因はハッキリとは分かりません。

この手の問題ではまずパーツの劣化が疑われます。

例えば弦に直接触れるサドルのパーツ(固定具)の表面が劣化して、弦をしっかり押さえられなくなっているのでは、という仮説です。

しかし僕の経験上、これは必ずしも正しくありません。

なぜなら僕がIbanez S420を新品で買った直後からこの問題は起きていたからです。

次に見ていくように、おそらくは作業のやり方に問題があるのではないかと思っています。

弦が外れにくい作業手順

ここからは、なるべく弦が外れにくくなる作業手順とコツを解説します。

弦が外れる現象は主に弦交換の直後に起こるので、ここでも弦交換の手順に沿って書いていくことにします。

ただしあくまで「外れにくくなる」程度なので、絶対ではありません。そのつもりで参考にしていただければと思います。

これらの内容は下の記事の中でも解説しています。

floyd-rose-string-replace-eyecatch フロイドローズの弦交換の方法【Ibanezを例に解説】

1.ブリッジの下にタオルを敷き、角度を保つ

フロイドローズの弦交換の際によく使われる方法ですが、経験上ブリッジの角度を保つことで弦が外れにくくなると実感しています。

アームを思いっきりダウンして、タオルを奥までしっかりと突っ込みましょう。

ブリッジの下に布をはさむ

アームを使わずにちょっと挟むくらいだとブリッジの角度を保てません。

仮説ですが、ブリッジの角度をあらかじめ保つことで弦への負担を減らせるものと思われます。

もしこれをしないと、弦を外した状態ではブリッジがべったり下ります。

そこから弦の力だけでブリッジを持ち上げるとなると、限界以上の力がかかってしまうのではと僕は考えています。

2.サドルの固定は馬鹿力でやる必要はない

サドルから弦が抜けるといっても、その固定を強くすればいいというわけでもありません。

おそらく六角レンチを使うことになると思いますが、軽く締めて止まったところから30~45度回すくらいで十分です。

むしろ回しすぎるとパーツや弦を傷めることになり、本末転倒です。

3.サドル部分で弦に折り目をつける

サドルに弦を固定したら、軽く折り目をつけておくのをおすすめします。

弦に折り目をつける

こうすることで弦の方向が定まり、ねじれの予防になると同時に、異常な方向への負荷が減る気がします。

4.ストリングポストには3~5周巻きつける

ストリングポストには余裕をもって弦を3~5周巻きつけておきましょう。

これは予防ではなく、弦が外れてしまったときに対処するためです。

弦が外れてしまったときの対処については次に解説します。

弦が外れてしまったときの対処法

弦が外れてしまっても、あらかじめ対策をしておけば対処できます。

その対処というのが、直前に書いた「弦をストリングポストに3~5周巻きつけておく」ことです。

これはフロイドローズに限らず弦交換の常套手段ですが、この場合は特に重要になってきます。

対処方法はいたってシンプルで、次のとおりです。

  1. まずはペグを回して弦に余裕を作る
  2. ある程度余裕ができたら、弦を引っぱってサドルに固定する
  3. もう一度張力をかけていく

もしもストリングポスト側に弦の余裕がないと、戻してもう一度固定するという作業がやりづらくなります。

上の対処をしてもまた外れることもありますが、僕の経験上、最終的に弦を張れなかったことは一度もありません。

 

それでもダメなら、弦を反対向きに張る方法をおすすめします。

これはボールエンドをストリングポストに引っ掛ける変則的な張り方です。

新しい弦をストリングポストに通した様子 フロイドローズで弦を逆に張る方法【ボールエンドを切らない】

おわりに

以上、フロイドローズから弦が外れてしまう問題についてまとめました。

要点をまとめると次のとおりです。

  • 弦交換の直後によく起きる
  • 作業のやり方次第では外れにくくなる
  • 弦に余裕を作っておくと、外れても元に戻しやすい

本当にパーツが劣化しているのでない限り、これらのノウハウで対処できるはずです。

もしどうしてもダメなら専門家に見てもらうのをおすすめします。

弦が抜ける問題でお困りの方の参考になれば幸いです。

この記事で使用したギター
新しい弦をストリングポストに通した様子 フロイドローズで弦を逆に張る方法【ボールエンドを切らない】 floyd-rose-string-replace-eyecatch フロイドローズの弦交換の方法【Ibanezを例に解説】 フロイドローズの弦高調整方法 フロイドローズの弦高調整【Ibanezを例に解説】 ブリッジの角度が平行 Ibanezのギターのトレモロブリッジを水平にする方法