Bメジャーで押さえる場所は次のとおりです。
Bメジャーに出てくる音(構成音)は、
- B(シ):ルート音
- D#(レ#)
- F#(ファ#)
の3つです。
音声はこちら。
何の音がどこで鳴っているかを覚えるのは後からでも構いません。
まずはどこを押さえるのかを覚えましょう。
Bメジャーを押さえるコツ
続いて、Bメジャーを押さえる方法とコツについて解説します。
もう一度表で確認すると、次のように指を使っています。
Bメジャーを押さえる際に気をつけるポイントは次の4つです。
- 手の甲を前に突き出す
- 人差し指と中指の間を開く
- 人差し指で2フレットをいっぺんに押さえる
- 人差し指の先で6弦をミュートする
手の甲を前に突き出す
Bメジャーはハイコード(バレーコード)の1つで、握り込むタイプのコードとは手の形が違います。
手の甲が正面から見えるように、思いっきり前に突き出すのが1つ目のコツです。
このコツは同じくハイコードであるFメジャーと全く同じです。
普段このように手を使う機会はないため、最初は難しく感じるかもしれません。
手首に負担がかからない範囲で練習してください。
演奏者の視点から見ると、下のようになっています。
親指の腹をネックの後ろに当てるのがコツです。
親指はネックの中央を押さえると上手くいきます。
Bメジャーを練習するにあたって、まずは親指と手の甲の2ヶ所を意識してみてください。これが基本になります。
人差し指と中指の間を開く
Bメジャーで押さえる場所は2フレットと4フレットにまたがっています。
1フレットを飛び越えるようにして人差し指と中指の間をぐっと開くよう意識しましょう。
最初は「絶対にそんなに開けない」と思うでしょうが、やっていくうちに徐々に慣れていくはずです。
人差し指で2フレットをいっぺんに押さえる
押さえる場所をもう一度確認すると、下のようになります。
人差し指は2フレット全体をいっぺんに押さえる形になりますが、実際にしっかり押さえるのは1弦と5弦だけでOKです。
おそらく最初は1弦がうまく押さえられないと思います。
そこで、まずは1弦以外をしっかり鳴らすことに集中し、それをマスターしたら1弦も含めて押さえる練習をするのをおすすめします。
人差し指で6弦をミュートする
Bメジャーでは6弦は使わないため、人差し指の先で軽く触れてミュートします。
6弦の開放弦はBメジャーに含まれないEの音であり、鳴ると違和感を感じるはずです。
6弦のミュートも、最初から完璧にやる必要はありません。
まずは鳴らすべき弦をしっかり鳴らせるようになった後で練習していきましょう。
Bメジャーの別なパターン
上に紹介した押さえ方とは別なパターンもご紹介します。
場所は全く同じですが、4フレットを薬指1本で押さえるパターンです。
薬指の腹を広く使い、2弦~4弦までいっぺんに押さえます。
このパターンには、使う指が少なくて済むというメリットがあります。
一方、最初に紹介したパターンに比べて、指の小さい人や力の弱い人には向きません。
どちらが絶対に良いということはないので、余裕があれば2つのパターンを試してみてください。
ちなみに僕は最初に紹介した、4フレットに中指・薬指・小指を使うパターンで普段弾いています。
B♭の方がよく目にする
実際のところ、Bメジャーよりも半音低いB♭メジャーの方が目にする機会は多いです。
※♭:フラット
このブログでは、ドレミファソラシド(CDEFGABC)に沿ってBメジャーを紹介することにしました。
B♭の押さえ方は次のとおりです。
Bメジャーを1フレット左側(ネック側)に動かすだけで押さえられます。
構成音はB♭、F、Dです。
これがハイコードの良いところで、手の形はそのままに左右に動かすだけで別なコードになります。
つまりBメジャーをマスターすれば、自動的にB♭メジャーも出来るようになっているというわけです。
【発展】Bメジャーの別なポジション
Bメジャーは次のようなポジションでも押さえられます。
これはFメジャーをそのまま6フレット右に動かした形です。
Fメジャーコードの押さえ方【ギター】おわり
以上、ギターでコード「Bメジャー」を押さえる方法を解説しました。
押さえ方の要点をもう一度まとめると次のとおりです。
- 手の甲を前に突き出す
- 人差し指と中指の間を開く
- 人差し指で2フレットをいっぺんに押さえる
- 人差し指の先で6弦をミュートする
上に書いたとおり、Bメジャーを覚えることで、同じフォームのハイコードを自動的にマスターできます。
ハイコードのB♭メジャー、Cメジャー、C#メジャー、Dメジャー…がそれに当たります。
実際のところ練習するのはよく出てくるB♭メジャーでも構いません。
ハイコードは比較的難しいので、これからコードを練習する方はまずCメジャーやAマイナー、Gメジャーを練習するのをおすすめします。