Fメジャーで押さえる場所は次のとおりです。
Fメジャーに出てくる音(構成音)は、
- F(ファ):ルート音
- A(ラ)
- C(ド)
の3つです。
音声はこちら。
何の音がどこで鳴っているかを覚えるのは後からでも構いません。
まずはどこを押さえるのかを覚えましょう。
Fメジャーを押さえるコツ
続いて、Fメジャーを押さえる方法とコツについて解説します。
表で確認すると、次のように指を使っています。
Fメジャーを押さえる際に気をつけるポイントは次の3つです。
- 親指の腹をネックの裏に当てる
- 手の甲を突き出す
- 人差し指で1,2,6弦をいっぺんに押さえる
親指の腹をネックの裏に当てる
Fメジャーが難しいと言われるのは、他のコードとフォームが全く違って、なおかつ普段の生活で絶対にしない手の使い方だからです。
ポイントの1つ目は、親指の腹をネックの裏側に当てることです。
Fメジャーを押さえたときの手の形は次のようになります。
実際に親指がネックの裏にピタッと当たっているのが分かると思います。
このフォームは、例えばCメジャーとは全く違います。
こちらはCメジャーを押さえたときのフォームです。
Fメジャーのときとは違い、まるでドアノブを握るようにネックを握っているのが分かると思います。
この違いは、Fメジャーをはじめとするハイコード(バレーコード)を押さえる上で非常に重要です。
まずはこの点をしっかり意識してください。
もしドアノブのように握ってしまうと、そこから指をどれだけ頑張って動かしても、正しく押さえることは出来ません。
手の甲を前に突き出す
2つ目のポイントは、手の甲を思いっきり前に突き出すことです。
Fメジャーを押さえた様子を前から見ると次のようになります。
手の甲の全体が正面から見えるのが分かると思います。
こんな手の形は普段の生活では絶対にすることはありません。そのため最初は特に難しく感じると思います。
もう一度、握り込みフォームを使うCメジャーと比べてみます。
Fメジャーとは違って、正面からだと手の甲が全く見えません。
この点でも、Fメジャーは握り込みフォームのコードとは全く違うことを意識してください。
人差し指で1、2、6弦を押さえる
Fメジャーで押さえる場所をもう一度確認すると、次のようになります。
ご覧のとおり、人差し指で1弦、2弦、6弦をいっぺんに押さえます。
これはどういうことかというと、人差し指の側面を使って1フレット全域を押さえるということです。
下の写真だとそれが分かりやすいです。
このように同じフレットの複数の弦を1本の指で押さえることを、「セーハする」とも言います。
最初は上手く押さえられず、1弦、2弦、6弦全てを正しく鳴らすのは難しく感じると思います。
例えば1弦と2弦に集中すると6弦が鳴らず、その逆も同様です。
上に書いた(1)ネックの裏に親指の腹を当てる、(2)手の甲を前に突き出す、この2点を確認した上で、よく練習してみてください。
【発展】Fメジャーの別なポジション
Fメジャーは次のようなポジションでも押さえられます。
これはBメジャーをそのまま横に移動した形です。
9フレットと10フレットの間隔は狭いので、薬指1本でいっぺんに押さえる(セーハする)のをおすすめします。
Bメジャーコードの押さえ方【ギター】おわり
以上、ギターでコード「Fメジャー」を押さえる方法を解説しました。
押さえ方の要点をもう一度まとめると次のとおりです。
- 親指をネックの裏に当てる
- 手の甲を突き出す
- 人差し指で1,2,6弦をいっぺんに押さえる
実際に曲を練習していくと、どうしてもFメジャーやその派生系が出てきます。
最初は難しいですが、その分Fメジャーをマスターすると弾ける曲が一気に増えます。
手首に無理のない範囲で、じっくり練習してみてください。