この記事では、Jim Dunlop(ジム・ダンロップ)のSYSTEM 65 GUIATR NECK CRADLE(ギター・ネック・クレイドル)をレビューします。
(以下、SYSTEM65とします)
これは一般に「ギターピロー」と呼ばれるタイプの製品で、ギターのメンテナンス時にネックを乗せる台です。
※ピロー(pillow)は枕という意味です。
SYSTEM65は約4000円と値は張りますが、実際使ってみてそれだけの機能と安定性があると思いました。安心して使えるギターピローをお探しの方にはおすすめです。
SYSTEM65やギターピロー全般が気になっている方はぜひご覧ください。
形と機能
SYSTEM65がどんな形をしているのか、どんなふうに使うのかをチェックしていきます。
ネックを普通に乗せるモード
台座のスキマにギターのネックを乗せるのがSYSTEM65の基本的な使い方です。
SYSTEM65のすごいところは、CRADLE(ゆりかご)の名が示すとおり、ギターの角度に合わせて台座の角度も変わるというところです。
この機能がSYSTEM65と他のギターピローを区別する一番のポイントだと思います。
しかも、角度の調整はただネックを置くだけで自動的に完了します。
すごくシンプルな仕組みなのですが、よく考えられていると思いました。
ネックを裏返して乗せるモード
SYSTEM65にはもう一つ、ギターを裏返して乗せるためのモードがあります。
ネックを乗せる部分をくるっと回転させると、もう一方は平らな面になっています↓
ギターの裏面をメンテナンスしたいときにこのモードが役に立ちます。
例えば、ボディのバックプレートを外す場合などがこれに該当するでしょう。
ギターを裏返したSYSTEM65に乗せた様子がこちらです↓
自動的に角度が調整される機能はこちら側の面でももちろん働きます。
安定性は十分
ギターピローに求める大きなポイントとして、安定性があります。
実際使ってみて、安定性は十分だと思いました。これについては何の問題もありません。
SYSTEM65の重さを測ってみたところ、ジャスト350gでした。
また、SYSTEM65の底面には四隅に滑り止めがついています↓
350gというある程度の重さと滑り止めがあるため、ギターの重みで位置がずれる心配はないと考えてOKです。
ラッカーもおそらく大丈夫
ネックを置くアイテムということもあり、ラッカー塗装への対応も気になるポイントです。
僕が使ってみた限り、ラッカーへの影響はありません。
ネックに触れる面はスポンジのような材質になっています↓
これはゴムではありません。
この材質は、僕が使っているマルチギタースタンドHERCULES GS525Bのものと似ています。
このスタンドにはラッカー塗装のギターを何年も置いていますが、今のところ悪影響はありません。
これはSYSTEM65がラッカー塗装にも使える根拠になると僕は考えています。
【HERCULES GS525Bレビュー】5本以上を収納できるギタースタンドただし、ラッカー塗装への使用はあくまで自己責任でお願いします。
どうしても心配な方はクロス(布)をかぶせるなどの対策をした方がいいでしょう。
おわりに
以上、Jim DunlopのギターピローSYSTEM65 GUITAR NECK CRADLEのレビューでした。
ギターピローをお探しの方の参考になればと思います。
メンテナンスグッズの関連記事
ギター用ポリッシュ剤・オイル系アイテムのおすすめ エレキギター弦の比較レビューとおすすめ 【MUSIC NOMAD GRIP Winderレビュー】ベアリング内蔵のストリングワインダー【MN221】 【ストリングストレッチャの使い方】チューニングの安定を早める道具 HOSCO キョン・セーム革クロス レビュー【ギター用として】おすすめ記事
ギターのおすすめ便利グッズ・アクセサリまとめ