今回は、マルチエフェクター「ZOOM G1X FOUR」でマイクのON・OFF設定を切り替える方法を解説します。
G1X FOUR(以下G1X)の出力端子はアンプにもヘッドホンにも接続できる作りになっています。
そこで重要になるのがマイクシミュレータの設定です。
使い方によって次のように設定することで、最適な音質が得られます。
好みの問題もありますが、基本的には上記の設定がおすすめです。
僕が最初にG1Xを使ったとき、この設定がどこで出来るのか分からずしばらく迷いました。
そこでこの記事では、マイクのON・OFFを設定する方法をまとめることにします。
G1X FOURを使い始めた方はぜひご覧ください。
手順
マイクON・OFF切り替えの手順は大きく分けると次のとおりです。
- EDITモードに切り替える
- キャビネットを選ぶ
- マイクのON・OFFを切り替える
今回は僕が作ったオリジナルのパッチを例として扱います。
59番に次のようなパッチを作りました。
(オーバードライブ)
(モデリングアンプ)
(キャビネットシミュレータ)
(ノイズリダクション)
(リバーブ)
マイク(MIC)はキャビネットの設定項目の1つです。
よって、そもそもキャビネットを使っていないとマイクの設定もできません。
重要なポイントとして、キャビネットが何番目なのか覚えておきましょう。
上のパッチではキャビネットは3番目にあります。
1.EDITモードに切り替える
画面左側のボタン「モード切り替えキー」を押すと、次の3つの画面を順番に表示できます。
- MEMORYモード
- STOMPモード
- EDITモード
まずはG1Xの画面を「EDITモード」に切り替えましょう。
G1Xを起動すると、最初は「MEMORYモード」が表示されます。
ここではパッチの番号と名前が表示されます。
この状態でモード切り替えキーを1回押すと、画面が「STOMPモード」に切り替わります。
ここでは最大5つのエフェクトが並んで表示されます。
さらにもう一回押すと、今度は「EDITモード」になります。
このモードでマイクを含む各種パラメータを設定できます。
2.キャビネットの編集画面を開く
EDITモードに切り替えたら、次はキャビネットシミュレータの編集画面を開きましょう。
ここでエフェクトの順番をもう一度確認します。
今回例として用意したパッチでは、キャビネットは3番目にありました。
よって「3」ボタンを押すと、3番目のエフェクトの編集画面に入れます。
上では「MS4×12」というキャビネットモデルの編集画面が表示されています。
3.マイクのON・OFFを切り替える
キャビネットの編集画面に入ると、次の4つの項目が出てきます。
- MIC
- D57:D421
- Hi
- Lo
マイクに相当するのは文字通り「MIC」の項目です。
MICは左端に表示されているので、ツマミ1(左端)を回すとON・OFFが切り替えられます。
マイクON↓
マイクOFF↓
マイクのON・OFFを切り替えると、音が大きく変わります。
冒頭にも書いたとおり、G1Xの使い方によって次のように設定するのがおすすめです。
- G1XをアンプのINPUTに接続するならマイクはOFF
- ヘッドホンを使うならマイクはON
ヘッドホンを使う場合マイクはONにしないと音が崩壊するため、好みによらず選択の余地はないはずです。
一方、アンプの前で使う場合はマイクはONでも使える音になる場合もあります。
ここはアンプやG1Xの音作りに応じて臨機応変に対応してみてください。
おわり
以上、マルチエフェクター「ZOOM G1X FOUR」でマイクのON・OFFを切り替える方法を解説しました。
G1X FOURはアンプの前だけでなくヘッドホンも使える製品です。
マイクを使い方に合わせて正しく設定すれば、それぞれ最適な音質が得られます。
G1X FOURをお持ちの方は、この使い方をぜひ覚えていおいてください。
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