【Marshall GV-2 レビュー】CDで聞いた音が作れるマーシャル製歪みペダル

gv-2

今回は、エレキギター用エフェクター「Marshall GV-2 Guv’nor Plus」のレビューです。

どこかで聞いたことがあるサウンドを簡単に作れるので重宝しています。

間違いなく使える歪みペダルの1つ。

以下ではGV-2の作りや使用感について書いていきます。音については、完全に個人の感想です。

GV-2が気になっている方はぜひご覧ください。

2019年11月追記

現在GV-2は各種通販サイトで取り扱いがなくなっており、生産終了していると思われます。

Marshall GV-2の内容物

主な内容物は、次の3点。

  1. GV-2本体
  2. 取扱説明書(日本語あり)

Marshall GV-2の内容物

 

説明書はけっこう丁寧な方で、セッティングやツマミの働きが書いてあります。

GV-2のセッティング例

GV-2の取扱説明書

Marshall GV-2の基本的な仕様

続いて、GV-2本体の基本的な仕様を見ていきます。

GV-2の特徴は、コントロールできるツマミの数が多いこと。

下の写真のように、上下2段になっているタイプです。こういうタイプはたまに見かけます。

GV-2の2段式ツマミ

2段式は正直言うと回しにくいです。

とはいえこの大きさに機能がぎゅっと詰まっていると思えば耐えられるレベル。

 

こちらは正面から見た様子。

gv-2の6つのツマミ

ツマミは鏡のようになっているので、写真ではスマホを持つ僕の姿が写り込んでいます。

 

上下を別々に考えると、ツマミは計6つ。

  1. GAIN
  2. BASS
  3. DEEP
  4. TREBLE
  5. MID
  6. VOLUME

DEEPというGV-2特有のツマミを除けば、他の5つは標準的です。

音や変化の仕方については、後ほど詳しく書きます。

 

電池はもちろん使えます。

裏ぶたはコインやマイナスドライバで開けるタイプ。

GV-2の裏蓋

指の爪で開けるのはかなり厳しいです。

なので、もしも電池を使う前提で外に持ち出すならコインか、それに近い道具を一緒に持っていくのをおすすめします。
(コインは財布に入ってると思いますが)

 

裏ふたを開けた様子がこちら。

GV-2の裏蓋を開けた

 

実用上関係ないことですが、GV-2はこのサイズのエフェクターの中ではかなり重いです。

僕が持っている個体は電池無しで555g。手に持ってみるとずっしりきます。

GV-2の重さ

 

BOSS DS-1は電池無しで325gなのでだいぶ違います。

BOSS DS-1の重さ

ギター入力・出力は左右に、9V入力は上側にあります。

これは標準的なので、特筆すべき点はありません。

Marshall GV-2の音質

ここから、肝心のサウンド面について実際に使った感想を書いていきます。

個人の主観が入る部分なので、1つの参考になればと思います。

歪みは軽め

GAINでコントロールする歪みは、オーバードライブ~ディストーションまでカバーします。

なのでGV-2は一概にオーバードライブともディストーションとも言えないエフェクターです。

最初に鳴らしたとき、「なんか聞いたことがある」と感じました。

奇をてらわない、王道の音質だと思います。

歪みの度合いは、GAINを最大にしてもそれほど深くありません。

感覚としては、emma ReezaFRATzitz 2と同じくらい。

ディストーションと考えると歪み具合は軽い方である、と認識するのがいいと思います。

EQ

続いてTRE、MID、BASSについて。

どういうふうにすれば(僕の好みで)良い音になるか、という視点で書いていきます。

TRE(トレブル)は大きめの方が好みです。良い意味でキンキンとした感じになって個性が出るように思います。

反対にMIDはごっそり削って「中抜け」にした音が気に入りました。最小でもいいくらいです。

BASSもMIDと似ていて、下げ気味の方が音がスッキリします。

DEEP

GV-2に特有のツマミ「DEEP」については、どうセッティングしても使えると感じました。

僕は、まずDEEP以外をセットして、最後にDEEPをいじって様子を見るようにしています。あくまで個人のやり方です。

好みとしてはDEEPも少なめの方がうるさすぎず良い音に聞こえます。

僕が気に入っている設定

上記を踏まえて、僕が気に入っている設定をご紹介しておきます。

それがこちら。

GV-2のおすすめセッティング

  • GAIN:最大
  • BASS:最小(~12時)
  • DEEP:最小
  • TRE:15時
  • MID:最小
  • VOLUME:任意

ほとんどどちらかに振り切った、極端な設定です。

ハムバッカーよりもシングルコイルの方が高音のキラキラ感が強くて合っていると思いました。

一例として試していただければと思います。

Marshall GV-2レビューまとめ

以上、Marshall GV-2 Gov’nor Plusのレビューでした。

GV-2の価格はおよそ7000円~くらいなので、そこまで高価ではありません。

なので歪み系のエフェクターを使ってみたい初心者の方にもおすすめできます。

また、値段以上の音質なので歪み探しの旅をしている方にも一度はチェックしてほしいエフェクターです。

2019年11月追記

現在GV-2は各種通販サイトで取り扱いがなくなっており、生産終了していると思われます。

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