この記事では、ギターのモチベーションを維持する方法を、僕の経験に基づいて解説します。
「ギターのやる気が下がってきた」
「挫折しそうだけど、出来ることならやめたくはない」
という方はぜひご覧ください。モチベを保つヒントになると思います。
結論から書くと、ギターのモチベーションを維持する方法は次の2つです。
- 良い音で練習する
- 本当に興味がある曲を弾こうとしてみる
僕は2012年にギターを始めてから、これまでこの2つをクリアすることでモチベーションを保ってこられました。
以下では、これらの方法について詳しく解説していきます。
基本的にエレキギターを想定していますが、他の楽器でも本質的な部分は変わらないと思います。
良い音で練習する
聞こえてくるギターの音をなんとなくでも「良い音、カッコいい音」と思えれば、適当に弾いていても楽しく思えます。
例えば、スタジオにおいてあるような本格アンプが使い放題だとしたら、やる気が出てきませんか?
反対に、出てくる音がショボかったり不快だったりすると、練習する気が起きないのはむしろ当然だと思います。
そういうわけで、良い音で練習するために機材にお金をかけるのは割とおすすめです。
実際、僕自身もこれまで機材に投資してきて、この記事を書いている現在、満足のいく音で練習できています。
僕の経験では、ギターそのものよりもアンプ(あるいはアンプに相当するもの)にお金をかけた方が手っ取り早く良い音が手に入ります。
ギターそのものがどれだけ良いモノでも、出口がショボいとそこが足を引っ張って音もショボくなります。
例えば、次の2つのケースでは前者の方が圧倒的に良い音が出ると思います。
- 5万円のギター&5万円のアンプ(合計10万円)
- 30万円のギター&5000円のアンプ(合計30万5千円)
以上のことを踏まえて、ギターの音を良くする具体的な方法として、次の2つをご紹介します。
- 普通にアンプを買う
- PCやiOSデバイスを活用する
アンプを買う
もしもアンプの音を出せる環境(一軒家など)にいるのであれば、アンプに投資するのが一番スタンダードな選択肢です。
アンプはピンキリなためどれが正解とは一概には言えませんが、高価なものはそれだけ良い音がします。
例えば、僕はCARVIN V3Mという真空管アンプを使っています。サウンドハウスで6万円ほどで購入しました。
内部のパーツに真空管を使っているため、音は安いアンプとは全くの別物です。
自宅で使うのであれば、V3Mのように電力を下げて小さな音量でも使えるタイプがおすすめです。
【CARVIN V3M レビュー】家でも使える真空管ギターアンプPCやiOSデバイスを活用する
PCやiPhone、iPadをお持ちであれば、これらをアンプの代わりに使うという選択肢もあります。
この方法の場合ヘッドホンから音を出せるため、アンプから音を出せない環境(アパートなど)にいる方には特におすすめです。
アンプを買う場合とは違って、すでに持っているデバイスを活用するため、費用が安く済むというメリットもあります。
僕がおすすめする具体的な方法は、PCやiOSデバイスでBIAS FXなどのシミュレータ・ソフトを使う方法です。
実際のアンプではないのですが、それに近いリアルな音を再現できます。
これについて詳しく説明すると日が暮れてしまいますので、ピンときた方は下記の記事をご覧ください。詳しく説明しています。
BIAS FX MOBILE(iOS版)レビュー【iPadやiPhoneを高音質ギターアンプに】
以上、モチベーションを保つ1つ目の方法として、機材に投資して良い音を出すことについて書きました。
お金がかかるのがネックですが、個人的にはかなり大事なポイントだと思います。
本当に興味がある曲を弾く
モチベーションを保つ2つ目の方法として、自分が本当に弾きたいものを弾くのをおすすめします。
誰しも「この曲(アーティスト)が弾きたい」という思いがあるのではないでしょうか。
この気持ちを大事にするのが、ギターのモチベーションを保つのに重要なポイントだと思います。
例えば、ギターを練習するうえで次のようなことはないでしょうか。
「本当は曲Aが弾きたいけど難しすぎて弾けない」
「だから、あまり興味はないけど練習のために簡単な曲Bを練習する」
確かに、今の自分のレベルに合わせて練習曲を設定するのも大事です。これは否定しません。
ただそれと同時に、自分が本当に弾きたい曲にチャレンジすることも忘れてはいけないと思います。
例えば教本に載っている練習曲ってやる気になりますかね。少なくとも僕はやろうと全く思えませんでした。
他にも、世間一般で練習曲としておすすめされているからといって、それが必ずしも自分の興味に合うとは限りません。
たしかにそういう曲は「練習にはなる」のでしょう。でも興味が湧かなかったら意味がない。なぜなら、興味がないことを無理やりやろうとしても絶対に続かないからです。
反対に、自分が本当に好きな曲なら不完全な弾き方しかできなくても楽しみを見い出せると思います。
速すぎて弾けない曲なら、テンポを思いっきり落とせば手を出しやすくなるはずです。
例えば、僕はヘヴィーメタルに憧れてギターを始めたのですが、やりたいと思っていた曲はどれも上級者向けで、初心者にはとても手が出せないレベルでした。
それでも不完全なりに一部のフレーズをそれっぽく弾けるようになると、興味のない練習曲を弾くよりも何倍も面白いのです。
まとめ
以上、ギターのモチベーションを保つ方法について僕の経験をもとにご紹介してきました。
僕自身がギターを趣味として楽しんでいるため、今挫折しそうな方にもぜひ続けてほしいというのが正直な思いです。
ここに書いたことが少しでも皆さまのモチベーションアップのヒントになれば幸いです。