今回はマルチエフェクターでAUX INを使う方法を解説します。
簡単に言うと、AUX INは外部からの音声を取り込む機能です。
これを使うと、曲に合わせながらギターを弾くという練習方法が可能になります。
先に要点を書いておくと、次のとおりです。
- マルチエフェクターでAUX INを使うと、曲にあわせてギターを練習できる
- ステレオミニケーブルを使い、プレイヤーとマルチエフェクターをつなぐ
- イヤホンジャックがなければアダプタを使う
AUX INとは何か
AUX IN(エーユーエックス・イン)とは、外部からの音声を取り込むためのジャック(穴)です。
その機能そのものをAUX INと呼ぶこともあります。
マルチエフェクターにはAUX INジャックがついていることが多いです。
オーディオジャックのサイズは標準サイズとステレオミニが一般的ですが、マルチエフェクターについているのは小さい方のステレオミニジャックのことがほとんどです。
下のプラグの写真では、大きい方が標準サイズ、小さい方がステレオミニサイズです。
マルチエフェクターでヘッドホン練習をすると、アンプから出てきたようなエレキギターの音が聞こえてきます。
ここまでは普通の使い方です。
ギターを練習していると、曲に合わせて弾きたくなってきます。
そこでとても便利なのが、AUX INの機能です。
外部の音楽プレイヤーをマルチエフェクターにつないで曲を再生すると、自分のギターの音と曲をミックスして聞けるようになります。
自宅で曲と合わせてヘッドホン練習がしたい場合、これが最もお手軽な方法です。
AUX INを使うのに必要なもの
上のようにAUX INを使うには、次の3つが必要です。
- 音楽プレイヤーになるもの
- ステレオミニケーブル
- (必要であれば)ステレオミニアダプター
まずは音楽プレイヤーについては、保存してある曲が再生できる機器ならだいたい何でもOKです。
スマホ、PC、タブレット、デジタル音楽プレイヤー(DAP)などがそれにあたります。
ステレオミニケーブルは、あまり馴染みがないかもしれません。
これは両方の端がステレオミニ(オス)になったケーブルです。
「AUXケーブル」と呼ばれることもあります。
これで音楽プレイヤーとマルチエフェクターをつなぎます。
ここで問題となるのが、最近はイヤホンジャックがないスマホが増えているということです。
その場合はイヤホンを使えるようにするアダプタを使います。
普段からイヤホンジャックがないスマホに有線イヤホンを挿して使っている方は、既にお持ちの方も多いでしょう。
例えば、下のようなアダプタを使うとUSB TYPE-C端子にステレオミニプラグ(イヤホンなど)を挿せるようになります。
もしイヤホンジャックがついている機器を使うなら、アダプターはいりません。
具体的な使い方
最後に、AUX INを使う具体的な例をご紹介します。
今回例として使うのはMOOER GE150というマルチエフェクターです。
背面にはAUX IN用のステレオミニジャックがついています。
接続は次のようになります。
右から順に、
- 電源
- ヘッドホン
- ギターシールド
- AUX IN
となっています。
マルチエフェクターで曲にあわせてヘッドホン練習するのであれば、基本的にこの4つで済むはずです。
音楽プレイヤーはスマホが一番使いやすいでしょう。
上の写真では、イヤホンジャックがないAndroidスマホに、アダプターを使ってステレオミニケーブルを挿しています。
これでマルチエフェクターでAUX INを使う環境が整いました。
スマホで曲を流せば、ヘッドホンから聞こえてくるはずです。
このとき思わず爆音が流れたときのために、まずはヘッドホンを外して曲を流してみるのをおすすめします。
まとめ
以上、マルチエフェクターでAUX INを使う方法を解説しました。
ポイントをまとめると次のとおりです。
- AUX INを使うと、曲にあわせてギターを練習できる
- ステレオミニケーブルを使い、プレイヤーとマルチエフェクターをつなぐ
- イヤホンジャックがなければアダプタを使う
必要なものさえ揃えれば使い方はとても簡単です。
曲にあわせて練習したい方の参考になればと思います。
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