ギターにストラップをつけて立って弾いていると、こんなことはないでしょうか。
「ストラップがスポッと外れてしまう」
「外れはしないが、外れそうで心配になる」
ストラップが外れる問題の対処方法として、次の２つがあります。
- ストラップロックを使う
- ストラップピンを交換する
この記事では、こういったストラップの脱落対策について書いていきます。
ストラップロックを使う
ストラップロックは、ストラップの上からピンにはめるゴム製の輪っかです。
ストラップの上から被せるようにしてピンにはめることで、ストラップが外れにくくなります。
100%外れないということはないのですが、あるのとないのとでは天と地ほどの差があります。
ストラップロックの付け方
こちらはストラトタイプのギターにストラップだけを付けた状態です。
そして、こちらがストラップロックを付けた様子。
けっこう硬めのゴムで作られているため、はめるのは力が要ります。
しかし、その分外れにくくなるのです。
劣化したストラップも使えるようになる
ストラップロックがあると穴が広がってしまったストラップもまた使えるようになります。
例えば、下の画像のストラップは長年使った結果、穴がユルユルになってしまっています。
この状態でも使えないことはないのですが、いつピンから外れてもおかしくはなく、危険極まりないです。
ストラップロックは広い面積を覆いかぶさるようにストラップを押さえつけてくれます。
そのため、「ストラップの穴は緩くなってしまったが、その他の部分は問題ない」という場合でも、無駄にせず使えるというわけです。
ラッカー塗装には注意
ストラップロックはその名の通りラバー素材ですので、ギターのラッカー塗装との接触は避けるべきです。
といっても普通に使う分には、ストラップロック⇔ストラップ⇔ギターというふうに、ラバーとギターの塗装面が直接触れ合うことはありません。
そのため、そこまで慎重になる必要はないと思いますが、頭の隅には置いておきましょう。
ストラップピンを交換する
ストラップロックを使う以外に、ギターのストラップピンそのものをホールド力の高いものに交換するという方法があります。
僕は立って激しく動き回るわけでもないため、ストラップロックで満足しています。そのため、ストラップピンを交換して使ってみたことはありません。
ストラップロックの方が安くて装着も簡単ですので、初めての方は十分かなというのが僕の考えです。
ストラップ脱落防止のメリット
ここまで、ストラップを固定する２種類の方法をご紹介しました。
次に、こういった対策について掘り下げていきます。
高いギターを使うならケチる理由がない
ストラップロックなら数百円から買えるため、ストラップを使うすべての人におすすめしたいです。
ストラップが外れてヒヤッとした経験は誰しもあるのではないでしょうか。
僕もレスポールのボディのお尻側のピンからストラップが外れてあやうくギターを壊しそうになったことがあります。そのときは間一髪ネックを掴めたため、大事には至りませんでした。
その落としそうになったギターは13万円くらいしたので、壊れたら泣くに泣けません。
ギターの値段に対してストラップロックや交換用のピンの値段は安いため、ケチる理由がないと思います。
物理的な安定感も得られる
僕の経験から言うと、ストラップロックを使うとギターとストラップがピタッと密着するため安定する感じがあります。
これはストラップが外れにくくなるのとは別なメリットと言えるでしょう。
それで劇的に上手く弾けるようになるわけではないのですが、ストラップとギターがふわふわしているよりはかなり弾きやすいと思います。
精神的なメリットも
対策をすることで、「ストラップが外れるのではないか」という不安が和らいで演奏に集中しやすくもなります。
これは目に見えない精神的な側面ですが、僕としてはかなり重要なポイントだと考えています。
特に、ストラップが外れてヒヤッとしたことがある方なら安心感がアップするはずです。
ストラップが外れてしまうときの対処法 おわりに
以上、ギターからストラップが外れてしまう問題の対処方法について書きました。
今回ご紹介した方法を使っても100%外れないとは言えないのですが、あるのとないのでは大違いです。
ストラップロックならそれほど高価ではないため、気になった方は気軽に試してみてください。
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